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冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!

Tomo
風景写真家
カナダで山に登りながら数々の風景写真を撮影し着た経験を活かして、風景写真を綺麗に撮るためのテクニックなどを発信しています。

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DxO PureRawで綺麗に写真のノイズ除去!その効果と使い方を作例と共にご紹介

※本ページはプロモーションが含まれています

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。

ISO感度をあげる高感度での撮影、特に星景写真では高感度ノイズをどう処理するかが大きな課題となっていますよね。

ノイズが多い星景写真

ノイズが多い星景写真

LightroomやPhotoshopで綺麗にノイズ除去ができない…
ノイズ対策には数10万円もする高いレンズを買うしかないの?

綺麗な星景写真を撮るために1番効果的なのは「高ISO感度に強いカメラ」と「F2.0以下の明るいレンズ」を組み合わせて使用することですが、高価な買い物になるので誰でも簡単にというわけにはいきません。

しかし今回この記事で解説する「DxO PureRaw」は、それなりのカメラとF4程度のレンズの組み合わせで撮影した写真でも、ノイズを除去して綺麗に仕上げることが可能になります。

2023年3月にPureRaw 3がリリースされて、旧PureRaw2の販売は終了しました。

新旧PureRawでノイズ除去の方法や仕上がりに違いはないので、こちらの記事で紹介している内容が新しいPureRaw 3でも同じ内容となります。

この記事の内容
  • DxO PureRawとは
  • DxO PureRawのノイズ除去とその他の効果
  • DxO PureRawの使い方
  • DxO PureRawのメリットとデメリット
PureRaw使用前

DxO PureRawは高性能なノイズ除去をおこなってくれるソフトでありながら、操作もとても簡単でたった数ステップでノイズ除去が可能なソフトです。

これまで作品としては使えそうもないくらいノイズの出ていた写真も、ノイズのない綺麗な写真に蘇らせることができるので、DxO PureRawの効果と使い方をチェックしていきましょう。

目次

DxO PureRawとは

DxO PureRawはRawファイルをノイズなどのない綺麗なデータ(ファイル)に変換するソフトです。

フランスのパリに本社を置くDxOというソフトウェア開発会社から販売されているDxO PureRawは、人工知能を使用した画像処理であらゆるRawファイルに存在する7つの問題を解決してくれます。

価格は¥14,900(2023年3月現在)¥13,900(2022 3月現在)と決して安くはありませんが、1回買切り型な上に定期的なアップデートで常に最新の状態を保ってくれるソフトなので、この先何年も使い続けられるという大きなメリットがあります。

DxO PureRAW は、あらゆる RAW ファイルに存在する 7 つの問題 (デモザイキング、ノイズ除去、モワレ、ディストーション、色収差補正、不要なヴィネット、シャープネス不足) をインテリジェントに解決します。

提供: DxO.com

PureRawは有料ですが、LightroomやPhotoshopでおこなうノイズ除去とは比べ物にならないほど、綺麗にノイズを除去してくれるソフトです。

¥14,900(2023年3月現在)という価格に対して十分見合う機能なので、数万円する高額なレンズを購入しなくても、ノイズのない綺麗な写真に仕上げることが可能になります。

私は2021年の5月にPureRawを購入して以来、検討していた高級レンズの購入をやめました。

DxO PureRawの主な効果

DxO PureRawには主に次の2つの効果があり、お手持ちのカメラとレンズで撮影した写真をより綺麗なものに仕上げることが可能になります。

ノイズの除去効果

DxO PureRawでは「高感度ノイズ」と「長秒時ノイズ」という2種類のノイズの軽減・除去を、1度にまとめて処理することが可能です。

  • 高感度ノイズ → ISO感度を上げると発生するノイズ
  • 長秒時ノイズ → 長時間露光をすると発生するノイズ

ノイズの種類と発生する条件はこちら ≫

「高感度ノイズ」と「長秒時ノイズ」はそれぞれ違うノイズなので、Lightroomなどでは別々にノイズ除去をする必要があるのです。

しかしノイズ除去に特化したPureRawでは、2種類のノイズをまとめて除去することが可能なので、星景写真だけでなく幅広い撮影シーンやジャンルの写真に使用することができます。 

星景写真ではISO感度を上げて長時間露光で撮影をするので、「高感度ノイズ」と「長秒時ノイズ」の2種類が同時に発生することもあるのです。

ノイズ除去の仕上がりを比較

ノイズの除去に特化したPureRawで写真からどれだけ綺麗にノイズが除去できるのかを、私が実際に撮影した写真を使ってみていきましょう。

レタッチをする前の比較
ISO感度ISO6400で撮影した写真を使用

スクロールできます
オリジナル・レタッチ前

オリジナル

PureRawレタッチ前

PureRaw使用後

上の2枚はどちらもレタッチ前ですが、オリジナルの画像で目立っているノイズがPureRawを使用することで綺麗に除去されているのがわかります。

レタッチを前提として写真を撮っている方は、PureRawでノイズの除去とシャープネスの向上など、綺麗な下地を作っておくことで、レタッチ後の仕上がりをより綺麗で自然なものにすることが可能になります。

レタッチ後の比較
どちらも同じレタッチ内容を適用

スクロールできます
オリジナル・レタッチ後

オリジナルをレタッチ

PureRaw・レタッチ後

PureRaw使用後にレタッチ

レタッチをするとオリジナルの画像ではさらにノイズが目立つようになりましたが、事前にPureRawでノイズ除去をした画像は同じレタッチをしているにも関わらずノイズがほとんど目立っていません。

ポイント

ISO3200~6400の高感度撮影をした画像もノイズのない綺麗なデータになる

\PureRaw3ならズームレンズでも綺麗な星景写真に仕上がる/

シャープネスの向上

DxO PureRawで画像処理をおこなうと、シャープネスが向上して被写体の輪郭がハッキリとします。

絞りを開放で撮る1枚撮りの星景写真においても、ピントが甘くなりやすい前傾にある山や木々の輪郭をシャープにすることが可能になります。

また都市夜景を撮影する方にとってもシャープネスの向上は、細かな建物の輪郭がはっきりとするので、キットレンズで撮影する写真でも高級レンズで撮影したようなカリカリ感が出るようになります。

夜景写真での使用例

PureRawの使用例

上の参考写真は東京の夜景を広角ズームレンズで撮影した写真ですが、PureRaw使用することでノイズの除去に加えてシャープネスが向上して、東京タワーやビルのディテールがしっかりとでています。

拡大しての比較

左:PureRaw未使用|右:PureRaw使用後

こちらは参考写真の一部を拡大した比較ですが、これだけ拡大してもPureRawを使用した方の写真は東京タワーやビルのディテールがハッキリとしているのがわかります。

このようにノイズの除去だけでなく、シャープネスの向上効果によってキットレンズなど価格の安いレンズを使用した写真でも解像度の高い写真に仕上げることが可能になるのです。

\PureRaw3があればズームレンズでも単焦点レンズ並みの解像度に/

Lightroomでおこなうノイズ軽減との違い

一般的な写真のレタッチソフトであるLightroomにも「ノイズ軽減機能」というものがり、写真内のノイズを軽減することが可能になっています。

しかしLightroomのノイズ軽減機能はあくまでも写真内のノイズを軽減する機能なので、日中の十分に明かるい中で撮影した写真には効果を発揮しますが、明かりの極めて少ない星の撮影には効果が弱くなります。

ノイズ軽減機能の効果
  • 効果がある写真:明るい日中に高ISO感度で撮影したに野生動物など
  • 効果が弱い写真:暗い夜に高ISO感度で撮影した星景写真

基本的にLightroomの「ノイズ軽減機能」では上記のように効果に違いがあるので、現在Lightroomでのノイズ処理に限界を感じている方は、ぜひPureRaw使用時との比較を参考にしてみください。

PureRawとLightroomでのノイズ除去の比較

スクロールできます
Lightroomでノイズ除去

Lightroomでノイズ除去

PureRawでノイズ除去

PureRawでノイズ除去

上の比較はどちらもカメラのISO感度をISO6400で撮影した写真を、まったく同じ内容でレタッチしたものです。

PureRawの方ではノイズ除去をした後も全体的にシャープ感が残っていますが、Lightroomの方はノイズが残っている上に全体的にぼんやりと、ピンボケしたような仕上がりになっています。

DxOのPureRawはRawデータを直接処理する方法なので、ノイズ除去がたったの数ステップで完了可能で、ISO6400で撮影した星の写真でも低ISO感度で撮影したようなとても綺麗な状態に仕上がります。

ノイズ除去効果の違い
  • PureRaw:ノイズを綺麗に除去して、シャープネスも向上
  • Lightroom:ノイズが残ることもあり、全体的にぼやける印象

通常の風景写真でも使えるPureRaw

日中の低ISO感度撮影でもでもざらつき感のある写真

一般的には高ISO感度で撮影する星景写真などで多く発生するノイズですが、実は通常の風景写真でもノイズのようにざらつき感のある写真になるシーンがあるのです。

厳密にはノイズとはまた別ですが、ざらついた感じの写真もPureRawではノイズと同じように除去してくれるので、風景写真でノイズのようなざらつき感に悩まされている方は購入を検討してみましょう。

ノイズのようなざらつき感の正体

風景写真はさまざまな天候や時間帯での撮影をすることがあり、かすみの出ている日や雨や霧が発生しているシーンでは、どんなに低いISO感度で撮影をしてもノイズのようなざらつき感が写真に発生します。

ざらつき感の原因
  • 雨粒
  • 霧や靄の水蒸気
  • かすみの原因である空気中の水蒸気やチリ・ホコリ

上のような雨粒や水蒸気など細かな粒子が写真に写り込むことで、ノイズのようなざらつき感のある写真に仕上がるのです。

特に朝焼けや夕焼けなど逆光での撮影では、雨粒や水蒸気などが明るく照らされるのでよりハッキリとした形で写真に写り込むので、このざらつき感が気になる方はPureRawで綺麗に除去すると良いでしょう。

ざらつき感を除去した作例

望遠レンズで山並みを撮影した写真2

上の参考写真のように細かい被写体が少なく、全体的にグラデーションを表現するような写真には大きな効果を発揮します。

逆に木々や建物など細かな被写体が多い写真ではそこまでざらつき感が目立たないので、PureRawは不要と言えるでしょう。

\PureRaw3でかすみや夕焼けがノイズの無い綺麗な写真に仕上がる/

DxO PureRawにオススメとそうでない写真

DxO PureRawは綺麗で強力なノイズ除去が特徴です。

これは普段からノイズが目立ちやすい写真を撮影している方にこそ、DxO PureRawを使用する価値があることになります。

逆に普段からノイズが目立たない写真を撮影している方には、Lightroomなどのノイズ除去機能だけで十分なので、下記の表を参考にしてPureRawが必要かどうか判断していきましょう。

スクロールできます
ノイズやざらつきが
目立つ写真
ノイズやざらつきが
目立たない写真
星景写真
朝焼けや夕焼けの写真
かすみや霧がある時の写真
ハイキーの写真
日中に撮影した写真
色の濃い被写体が多い写真
ローキーの写真
PureRawの使用がオススメLightroomで十分
PureRawの必要性の比較

ノイズ除去の効果の比較

ノイズが目立つ写真とそうでない写真をPureRawでノイズ除去した場合の、仕上がりと効果の違いを見てみましょう。

ノイズが目立つ写真

ノイズが目立つ写真

ノイズが目立たない写真

ノイズが目立つ写真(朝焼け)では写真のノイズが除去されるだけでなく、山並みの輪郭がハッキリとしているのがよくわかります。

逆に元々ノイズが目立たない写真では、写真のノイズはもちろん被写体の輪郭にもさほど大きな違いが出ていないのがわかります。

DxO PureRawのメリットとデメリット

どんなソフトにも良い点と悪い点が存在しています。

ここではDxO PureRawを使用する上でのメリットとデメリットを紹介していくので、自分の用途に合っているかを判断して購入を検討してみてください。

DxO PureRawのメリット

  • 誰でも簡単な操作でノイズ除去が可能
  • 画像処理(ノイズ除去)時間が早い
  • 星景写真の1枚撮りが可能
  • 画像処理後もRaw現像が可能

DxO PureRawのノイズ除去はとても性能が良いので、画像スタックや別撮りした星空と風景の合成をしなくても、1枚撮りでも十分綺麗な星景写真に仕上げることが可能です。

1枚撮り+PureRawの作例

1枚撮りの星景写真にPureRawを使用した作例

上の参考写真は、1枚撮りした星景写真にPureRawを使用してノイズを除去後、レタッチで仕上げた作品です。

このように1枚撮りでも十分に綺麗な写真に仕上げることができるので、一晩にさまざまな構図で沢山の星景写真を撮影することが可能になります。

また画像処理後もDNGというRawと同じ情報を持つファイル形式での保存が可能なので、ノイズのない綺麗なデータからRaw現像やレタッチをすることができます。

DxO PureRawはRaw現像やレタッチ前のファイルをノイズがなく輪郭のハッキリとした綺麗な状態にしてくれるソフト

DxO PureRawのデメリット

  • jpegファイルを画像処理することはできない
  • 細かな設定ができない
  • DNGファイルの容量が大きい

DxO PureRawで使用可能なのは、画像ファイルとなる前のRawファイル(Raw、NEF、CR3、ARW、RAF、DNG)のみで、jpeg画像のノイズを除去することはできません。

また画像処理の全てを人工知能に任せているので、納得のいかない処理結果が出たとしてもそれを修正することは不可能ですが、仕上がりに納得がいかないことは殆どありません。

DNGファイルは容量が大きくRawファイルの約3倍なので、大量に画像処理をおこなう場合にはデータ保存のストレージ容量にも気を配る必要が出てきます。

DxO PureRawの使い方

DxO PureRawの使い方はとても簡単で、たったの3ステップで画像の保存もしくはLightroomやPhotoshopへの書き出しまでをおこなうことが可能です。

DxOではメールアドレスの登録のみでPureRawを30日間無料で使用することが可能なので、まずは無料でノイズ除去の効果を試してみましょう。

2023年3月以降、旧PureRaw2は終了してPureRaw 3の無料体験版がリリースされています。
STEP
Rawファイルの読み込み

PureRaw使用の流れ1

マークかドラッグ&ドロップRawファイルをDxO PureRawに読み込みます。

この時複数のRawファイルを同時に読み込むことも可能です。

STEP
画像処理の開始

PureRaw使用の流れ1

画像処理をクリックして、画像処理の設定 → 画像処理をおこないます。

画像処理に細かな設定項目はなく、次の4項目を設定するだけです。

PureRaw使用の流れ3

DxO 光学モジュールのダウンロード

Rawファイルを撮影した時のカメラ本体とレンズの情報から、光学補正をおこなう為のデータをダウンロードすることが可能です。

最新のカメラ本体やレンズによってはまだデータがなくダウンロードができない場合もありますが、その場合は画像処理後の出力形式をDNGにすることで、LightroomかPhotoshopを使ったレンズの光学補正をおこなうことが可能です。

ダウンロードはカメラ本体やレンズ毎なので、同じ機材を使用した2度目以降には『DxO 光学モジュールのダウンロード』画面は表示されない。

処理方法

画像処理をおこなう方法を次の3つから選びますが、高感度ノイズの除去を目的とする場合は基本的にDeepPRINEを選択します。

スクロールできます
HQ通常の照明条件で撮影された画像に最適。シンプルながら効率的でハイクオリティなノイズ除去を行う
PRIMEDxO独自のPRIMEノイズ除去を使用して、光量の少ない環境で撮影された画像にも優れたノイズ除去の効果を発揮する。ただし時間がかかる
DeepPRIMEDxO独自のディープランニング技術で、PRIMEをさらに高速で処理することが可能
処理方法の比較
出力方式

画像処理をおこなった後のファイルの出力形式をjpegかDNGの2つから選択します。

Rawファイルと同じように詳細なレタッチをおこなう場合にはDNG形式を選択しましょう。

DNG形式で出力するとRawファイルと同じようにレタッチが可能

出力先フォルダー

画像処理したjpegかDNGファイルを保存するフォルダを選択します。

元の画像ファイルのある場所にDxOフォルダを自動で作成して保存するか、任意のフォルダにDxO PureRawで画像処理した全ての画像をまとめるかを決めることができます。

STEP
最適化されたファイルの書き出し

PureRaw使用の流れ4

ノイズの除去が完了すると上のような画面が表示されるので、ここにエクスポートをクリックして書き出すレタッチソフトの選択画面に移ります。

PureRaw使用の流れ5

プルダウンから書き出し先のレタッチソフトを選択して、エクスポートをクリックするとそのままレタッチソフトの読み込み画面が開かれます。

レタッチソフトへの読み込みができたらレタッチを楽しみましょう。

まとめ

とても簡単に高感度ノイズを除去してくれるDxO PureRawの特徴や効果と、実際の使用方法をご紹介しました。

価格は¥14,900(2023年3月現在)¥13,900(2022年3月現在)ですが、高級なレンズを購入するよりもお手軽にノイズのない高画質な写真に仕上げられるので、一度使い始めたらPureRawを手放すことは出来なくなるほどです。

30日間無料でお試しすることが可能なので、性能が気になる方はお手持ちの写真でノイズ除去の効果を試してみるのも良いでしょう。
≫ DxO PureRawの30日間無料版のダウンロード方法

PureRaw3がリリース開始

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PureRaw3の機能を確認

\PureRaw 3でノイズのない綺麗な画像からレタッチ/

DxO PureRaw3の購入・インストール方法

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