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【Cheam Peak】日本人があまり知らないバンクーバー近郊のおすすめハイキングコース
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
ダウンタウンからバスでアクセスができる範囲にも数えきれないほどのハイキングコースが存在するバンクーバーですが、市内を離れて2,3時間ほど北や東に車を走らせるとさらに壮大な景色を楽しむことが可能です。
今回はそんな数あるバンクーバー近郊のハイキングコースの中でも、私が写真を撮るのにとても気に入っているハイキングコース「Cheam Peak」の魅力をご紹介していきます。
- Cheam Peakのトレイル情報
- Cheam Peakへの行き方
- Cheam Peakで見れる景色
誰でも簡単に簡単に行くことができるハイキングコースではありませんが、バンクーバー近郊のハイキングコースの中では群を抜いて絶景が楽しめる場所なので、ぜひ注意点などもしっかりとチェックをして挑戦していて下さい。
バンクーバーから日帰りで行ける絶景スポットCheam Peak
Cheam Peakはバンクーバーの東に位置するChilliwackの中にあるMt. Cheamという山のハイキングコースで、トレイルヘッド(登山口)まではバンクバーからはカナダハイウェイと山道を進んで約3時間の道のりになります。
ちなみに朝夕の時間帯はカナダハイウェイが渋滞するので、出発は朝早くの道が空いている時間帯がおすすめです。
車 | 約3時間 |
公共交通機関 | |
シャトルバス |
トレイルヘッドまでは4WD車が必須
Cheam PeakのトレイルヘッドはMt. Chaemの中腹よりも上に位置していて、山の麓から約15kmはFSR(Forest Service Road)という未舗装の道を走る必要がります。
さらにこのFSR(Forest Service Road)はくぼみや高さのあるバンプ(凹凸)が多いので、2WD車や4WD車でも車高が低めの場合には、バンプを越えられずに止まってしまうことがあります。
道中の様子
こちらはYoutubeからお借りしたCheam Peakのトレイルヘッドまで続くFSR(Forest Service Road)を撮影した動画で、このような未舗装の道を運転する必要があるので必ず車高が高い4WD車を用意しましょう。
Cheam Peakの登山情報
標高 | 2,072m |
標高差 | 668m |
コース全長 | 8.4km |
行程 | 往復 |
平均登山時間 | 約4時間 |
シーズン | 7 – 10月 |
パーキング予約 | 不要 |
トイレ | 1 [登山口のみ] |
※ハイキング専用アプリ「AllTrails」から抜粋
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Cheam Peakは往復で全長8.4kmと短いトレイルですが、片道4kmに対して標高差が668mなので急傾斜の場所が多いため難易度は「Hard」となっています。
またトレイルの前半1.2kmあたりを過ぎると水源を確保できなくなるので、持ち運ぶ水分は十分な量を準備していくのが良いでしょう。
前半1/3と後半2/3で難易度が激変
Cheam Peakのトレイル片道4.2kmの内、前半の1.5km辺りまでは比較的なだらかな傾斜を登っていくので、周りの景色も楽しみながら登ることが可能です。
しかし1.5kmを過ぎたあたりから急に傾斜が厳しくなり、残りの2.7kmは平均傾斜30度のとても厳しい道のりになるので、自分のペースで体力や怪我に気をつけながら登っていきましょう。
クマに注意
ハイキングトレイルCheam PeakがあるMt. Cheam内には野生のクマが生息しているので、必ずベアスプレーを携帯してなるべく複数人で行動するように心がけましょう。
上の写真は2020年の10月に初めてCheam Peakを訪れた際に遭遇した野生のクマの写真で、この時の熊との距離は約200m程でした。
常にトレイル付近にいるわけではないので遭遇したりしなかったりですが、他の登山者も度々クマに遭遇しているようなので注意が必要です。
Cheam Peakで見ることができる景色
ハイキングトレイルCheam PeakがあるMt. Cheamは、山の一部分がChilliwackの街に面しているので、途中までは完全に大自然の景色を楽しむことができ、山頂付近まで登ってくると街並みの景色も一緒に楽しむことができるとても特殊なハイキングコースです。
ここで紹介できるのは私がこれまでに楽しんできたCheam Peakの景色の本の一部ですが、Cheam Peakで見ておくべきハイライトをまとめでいるので、ぜひハイキング計画の参考にしてみて下さい。
頂上付近からのパノラマ
上の2枚はどちらもCheam Peakの頂上付近で撮影した写真で、西から北側にかけては街並みや平野の景色広がっていて、東から南側にかけては無数の山が連なる景色を楽しむことができます。
ちなみに北側の景色を撮影した写真の右奥に見えるのがCheam Peakの山頂で、そこまで登ると目の前を遮るものがない完全なパノラマ風景を楽しむことが可能です。
山並みのレイヤー
上の2枚はどちらもCheam Peakの山頂付近から見ることができる山並みのレイヤー(連なり)を撮影した写真です。
南側を向くと国境を越えてアメリカのワシントン州内に存在する山までも見渡すことが可能で、西側を向くと同じような形状の山並みの綺麗なレイヤー感を楽しむことができます。
高山植物
私は人混みが嫌いなのでまだベストシーズンに行ったことはないですが、7月から8月の前半のCheam Peakでは、色とりどりの野の花(ワイルドフラワー)を楽しむことが可能です。
また8月の中旬頃までは、高山植物の中でも葉の形がとても綺麗な「バイケイソウ」も群生しているので、急傾斜で登るのが大変な時には道端の草花を見て楽しみましょう。
秋の草紅葉
上の2枚はどちらも2021年の10月上旬にCheam Peakで見ることが可能な草紅葉を撮影した写真で、ハイキングのシーズン後半の9月下旬あたりからはこのような秋の景色を楽しむことができます。
Cheam Peakのトレイル上の木はほとんどがEver Green(常緑樹)で紅葉をしないのですが、地面付近に群生してる野生のブルーベリーの葉っぱなどが、この季節になると綺麗な赤色やオレンジ色に紅葉するのです。
野生動物
運が良いとCheam Peakをハイキング中に野生動物に遭遇することがあります。
上の2枚はどちらも2020年の10月に登った時に遭遇した「ブラック・ベア」と「マーモット」で、どちらもバンクーバー近郊のハイキングトレイルでは遭遇する確率が高い野生動物たちです。
雲海
日の出に合わせて山頂に登ってくると、運が良い時には雲海が広がるとても印象的な景色を楽しむことも可能です。
前日に雨が降っていて当日の朝には風がほとんどない穏やかな晴れの日には、このように雲海が発生しやすのでチャンスがあれば挑戦してみましょう。
まとめ
バンクーバーから日帰りで絶景を見にいくことができるCheam Peakの魅力をご紹介しました。
公共の交通機関では域ことが不可能な上、4WDでないとトレイルヘッド(登山口)まで辿り着けないということもあり、バンクーバーに住んでいる日本人にはあまり知られていないちょっとした隠れスポットです。
自分で車を持っていない方でも、ハイキング仲間で4WD車を持っている人がいれば運転をお願いして見るといいでしょう。
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