冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!
展望台からの夜景撮影にはPL(偏光)フィルターの使用がオススメの理由
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
関東では無料で入ることが可能な新宿都庁をはじめ数々の展望台があり、夜景などの撮影をされている方は多いと思います。
展望台によっては三脚の持ち込みが可能な所もあり、写真家にとっては好都合な展望台も少なくありません。
しかし長時間露光を必要とする夜景撮影を三脚の使用で解決できる一方で、もう一つ展望台ならではの悩みが発生します。
展望台で夜景を撮影する上で避けられないのが窓ガラスへの照明などの映り込みです。
どんなに照明を暗くしている展望台でも、撮影する角度や構図によってはこの映り込みを避けることはできません。
そんな展望台でのガラスへの映り込みを、PL(偏光)フィルターを使って解消する方法ご紹介します。
PL(偏光)フィルターとは?
PLフィルターはデジタル一眼カメラのレンズ前面に取り付けることで、撮影する被写体の色を鮮やかに映し出すことのできるフィルターです。
PLフィルターは2枚構造になっていて、前面ガラスを回転させながら、ガラスに入っている細かいスリットの方向を変更して、レンズ内に入れる光の波長を揃えています。
PLフィルターの活躍する場面
PLフィルターがもっとも活躍するのは屋外での風景(昼間)撮影です。
PLフィルターを使用することで、空の青色や木々の緑色を鮮やかに映し出すことが可能になります。また川や海面などに反射する空や太陽光を抑えて、水中の被写体を撮影することも可能。
この川や海面などの反射を抑える効果を利用すると、展望台での窓ガラスへの映り込みを解消する事が出来るのです。
通常のPLフィルターの基本的な使い方や効果を知りたい方は、『PLフィルターを使ってワンランク上の写真を撮ろう!』から確認することができます。
展望台からの夜景撮影でのPLフィルターの効果
展望台からの夜景撮影では、窓ガラス映り込む照明などを、PLフィルターを使って取り除くことができます。
まずはフィルターを使用しないで撮った写真を見てみましょう。
右上の方に窓ガラスが写り込んでいます。
角度や焦点距離を変更することで映り込みを解消できればいいですが、構図によってはどうにもならない場合があります。
そこで今回オススメするのが、PLフィルターを使用して映り込みを解消する方法です。
今回使用したPLフィルター
ちなみに上のPLフィルターはレンズ径67mm用ですが、他のサイズのものを選択知ることが可能です。
PLフィルターを装着後、ファインダーを覗きながら前面リングを回して映り込みが解消される箇所を探していきます。
右上に写り込んでいた窓ガラスが見えなくなりました。
実際には完全に映り込みが消えているわけではないのですが、パッと見にはわからない程度に軽減されいています。
PLフィルターの使い方
前面にあるリングを回すことで、被写体に反射する光の量を調整することができます。
前面リングを回す量によって反射(写り込み)を大きくすることも、逆に反射(写り込み)を少なくすることもできるので、自分自身の理想とする反射具合に合わせて回す量を調整しましょう。
完全に写り込みを消したい時のアイテム
PLフィルターを使用しても、映り込みの大きさやガラス面の角度によっては、効果が弱いことがあります。
そんなときには、着ている上着などでカメラレンズと窓ガラスの間を覆うか、忍者レフなどの室内からの撮影に特化したアクセサリーを使用することをオススメします。
しかしPLフィルターを使用する方が、持ち運びの際に重くならず、かさ張らないといった利点が多いので私個人的にはオススメです。
写り込みを消す忍者レフ
忍者レフを使用したことがないので使い方や効果に関しては何とも言えませんが、忍者レフに関するレビューや記事を読む限りではかなりの効果があるようです。
私は過去に上着を使用してレンズと窓ガラスの間を覆ってそれなりに反射を抑える効果はあったですが、窓ガラスに近寄れない場合には完全に覆うことはできません。
そういった意味でも展望台での撮影には、
- 忍者レフなどの専用アクセサリーの使用
- PLフィルター
- 上着で覆う
以上の順で、撮影の質が向上するのではないでしょうか。
まとめ
本来は自然風景を綺麗に撮影するために使用するPLフィルターですが、反射を抑えるという効果を利用して、展望台からの夜景撮影での映り込み防止にも活用が可能です。
質問・コメント
コメント一覧 (2件)
多くの素敵な記事をありがとうございます。とても参考になります。
ところで、誤字・脱字が目立ちます。
PLフィルターの記事で『…わからない程に軽減されいています。』や、『…効果が薄くなること守ります。』、
忍者レフの記事で『…完全い覆う事が出来ません。』や、『…撮影の質が向上す流のではないでしょうか。』など。
文章を書き終え後、間違いがないか公開前に一度見直されたらいいと思います。
初めまして、当ブログを閲覧していただきありがとうございます。
また今回、記事に関するご指摘いただきとてもありがたく思います。本記事内の誤字・脱字に関しては早速修正を行いましたが、他の記事に関しても内容の確認と必要に応じての修正を行っていきたいと思います。