冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!
レタッチはAIに任せる時代!?ルミナーAIの使い方とレビュー
これから写真のレタッチを始めてみたい方や、せっかく撮影しに行って悪天候の写真しか撮れなかったいう方は、ルミナーAI -Luminar AI-でレタッチをしてみましょう。
ルミナーAIは2022年10月をもって販売が終了しました。
新たにルミナー製品をお求めの方はLuminar Neoの購入を検討して下さい。
- ルミナーAIとは
- ルミナーAIがレタッチ初心者にオススメの理由
- ルミナーAIの特徴
- ルミナーAIの使い方
ルミナーAIを使うと、スマホの写真編集アプリのように誰でも簡単に、写真をおしゃれ・カッコいい写真にレタッチすることが可能です。
ルミナーAIとは
ルミナーAIは、人工知能 -AI-を使って誰でも簡単に、プロのような写真に仕上げることができるレタッチ用ソフトです。
ルミナーAI -Luminar AI-の使い方はとても簡単で、Lightroomでは実現不可能なレタッチや、Photoshopでは難しい知識が必要なレタッチを、人工知能 -AI-の力を使って、スマホアプリのような使いやすさでおこなうことが可能です。
ルミナーAIの作例
ルミナーAIでは、このようなレタッチや合成写真の作成も、ボタンを1回クリックするだけでおこなうことも可能です。
ルミナーAIの動作環境
ルミナーAIはパソコン専用のソフトとなっているので、スマホやタブレットで使用することはできません。
お持ちのWindowsかMacにインストールして使用しましょう。
ルミナーAIの動作環境 | ||
Mac | Windows | |
モデル |
MacBook、MacBook Air、MacBook Pro |
マウスまたは類似する入力デバイスを 備えたWindowsベースのハードウェアPC |
プロセッサー | CPU Intel® Core™ i5以上 | CPU Intel® Core™ i5以上 AMD Ryzen™ 5以上 |
OS | mac OS – 10.13以降 | 10 (64ビットOSのみ) |
RAM | メモリ8 GB RAM以上(16GB以上のRAM推奨) | |
ディスクの空き容量 | ハードウェアディスク10 GBの空き容量。SSD推奨 | |
ディスプレイ | 1280×768サイズ以上。 | |
グラフィックス |
特記なし | OpenGL 3.3以降対応の グラフィックカード |
ルミナーAIがレタッチ初心者にオススメの理由
人工知能 -AI- が使用されているルミナーAI -Luminar AI-は、これからレタッチを初めてみたいという方や、レタッチで思うように写真を仕上げることができない方に、とてもオススメができるレタッチソフトです。
- テンプレート機能で簡単にレタッチができる
- インスタ映えする写真が造れる
- 買い切り型で値段が安い
- 7日間の無料お試し期間がある
テンプレート機能で簡単にレタッチができる
ルミナーAI -Luminar AI- には、風景写真やポートレートなど、さまざまなジャンルの写真にあうテンプレーが用意されているので、レタッチする写真に合ったテンプレートを適用するだけで、誰でも簡単におしゃれな写真に仕上げることができます。
Lightroomのように、明るさや色合いなどの細かな調整は必要ないので、スマホの編集アプリを使うような感覚で、写真のレタッチがおこなえます。
インスタ映えする写真が造れる
ルミナーAI -Luminar AI- では、テンプレートやその他の細かな機能を使うことで、レタッチ初心者の方でもインスタ映えする写真にレタッチしたり、合成写真を簡単に作ることが可能です。
写真に玉ボケを加えたり、空を夕焼け空に入れ替えることなども、人工知能 -AI- で簡単に自然な仕上がりにすることが可能です。
買い切り型で値段が安い
ルミナーAI -Luminar AI- は一回買い切り型なので、AdobeのLightroomやPhotoshopのように、月額で料金を払う必要がありません。
また新しいルミナーシリーズの発売もあり、ルミナーAIの販売価格が値下がりしてるので、初心者の方が利用するのにオススメできます。
レタッチソフトの値段の比較 | ||
値段 | 半年以上使用した場合 | |
ルミナーAI -Luminar AI-(税込) | 5,630円(買い切り) | 5,630円 |
Lightroom & Photoshop(税別) | 月額990円 | 5,940円 |
ルミナーAIは半年以上使用するだけで、Lightroom & Photoshopのパッケージ版の使用料よりも安く使用することができます。
7日間の無料お試し期間がある
ルミナーAI -Luminar AI- は、7日間の無料お試し期間があるので、実際の使用感や写真のレタッチ方法を知ることが可能です。
初めてレタッチをするという方は、レタッチの基本的な操作を、実際にレタッチソフトを使用しながら知ることができるので、レタッチのノウハウが身につきやすくなります。
ルミナーAIの特徴
ルミナーAI -Luminar AI-には、LightroomやNik collectionにはない大きな特徴があり、それらを購入直後から使用することができます。
- シーンやジャンル別の編集用テンプレート
- 夕焼け空や青空への簡単な入れ替え
- 空に月や鳥を簡単に追加
ルミナーAI -Luminar AI- を使うと、これまでインスタやその他のSNSで目にしてきた、おしゃれやカッコいい写真を、あなたにもレタッチで造り上げることができるようになりますよ。
シーンやジャンル別の編集用テンプレート
ルミナーAI -Luminar AI- には、風景写真やポートレートを始め、多種多様なシーンやジャンルに合わせた編集用テンプレートが揃っています。
無料ですぐに使えるテンプレートは、22ジャンルで合計123個も付いているので、どんなジャンルの写真を撮っている方にも、必ず相性の良いテンプレートがあるはずです。
- 景色を活かした雰囲気のある写真に仕上げたい人
- インスタ映えするおしゃれやカッコいい写真に仕上げたい人
ルミナーAI -Luminar AI- のテンプレートは、使い方がとても簡単で、写真のスタイルに合ったテンプレートをクリックするだけで、レタッチが可能になります。
ルミナーAIの主なテンプレート | |
コレクション名 | 内容 |
風景 | クリーン&シャープ、高速修正、心地よいタッチ、クリアな空など |
サンセット | ドリームフィルター、インパクト、トスカーナ、銀白など |
雲 | ダイナミック、逆光の雲、ミステリーなど |
アーバンスタイル | 旧市街、ニューヨーク、メルボルン、アビーストリートなど |
大都市の輝き | 電気都市、都会のスリル、白黒ストリート写真など |
簡単ポートレート | ハイキー、ローキー、フェード、キリッとシャープなど |
フィルム風 | 哀愁の霞、快適な気分、マット調ノワールなど |
テンプレートの使用例
全てオリジナルの写真に対して、各テンプレートを適用しただけで、このようにさまざまな表現で写真を仕上げることができるのが、ルミナーAI -Luminar AI-の特徴の1つです。
夕焼け空や青空への簡単な入れ替え
ルミナーAI -Luminar AI- では、スカイ機能による人工知能 -AI-を使った空の入れ替えが簡単におこなうことができます。
スカイ機能には無料ですぐに使用可能な、青空や夕焼け空などの入れ替え用の空が35個用意されていて、旅行先で撮影した写真が残念な曇り空だった場合などに、空の入れ替えを使用した綺麗な風景写真に編集することが可能です。
- 旅行先で残念な空模様の写真しか撮れなかった人
- 空が白とびして残念な写真になってしまった人
ルミナーAI -Luminar AI- のスカイ機能での空の入れ替えは、使い方がとても簡単で、空のある写真に好みの入れ替え用空を適用するだけで、山や街並みなどとの境界線や色合い・明るさなどは、人工知能 -AI-が自動で調整してくれます。
スカイ機能の作品例
残念な曇り空で撮影したオリジナルの写真に、いくつかの空の入れ替えを適用してみました。
スカイ機能で入れ替える空によっては、明るさや境界線などの微調整が必要になりますが、最大5分ほどで写真を仕上げることができました。
空に月や鳥を簡単に追加
ルミナーAI -Luminar AI- では、拡張スカイ機能による人工知能 -AI-を使った、空への鳥や月などの追加が可能となっています。
拡張スカイ機能には無料ですぐに使用可能な、鳥や月などの空への拡張が35個用意されているので、風景写真を使った加工画像を誰でも簡単に造ることができます。
- 今後のために写真の構図や撮り方のアイディアをみたい人
- 風景写真を使った加工画像を造りたい人
拡張スカイを使うことで、普段撮っている風景写真の中にどんな要素があれば、より良い作品になるかのアイディアを得ることが可能になります。
- 夜景の後ろに月が出ていたら?
- 普段の風景写真に鳥が映り込んだら?
拡張スカイの作品例
拡張スカイは使い方が少し難しいですが、空の範囲が広い写真には、拡張スカイがシッカリと機能してくれるので、まずはいろいろと試してみるといいでしょう。
ルミナーAIの基本的な使い方
ルミナーAI -Luminar AI-の基本的な使い方をご紹介します。
- 画像の読み込み
- テンプレートの適用
- スカイの適用
- 拡張スカイの適用
- 補正AI
- 画像のエクスポート(保存)
ルミナーAI -Luminar AI-には、多種多様なレタッチ機能がありますが、今回はレタッチ初心者の方でも使い方が簡単な機能にみを使用していきます。
1. 画像の読み込み
ルミナーAIを開いたら、画面上の+
マーク→画像を追加
で、パソコンのフォルダを開きます。
ルミナーAIでレタッチする画像を選択して、開く
をクリックで読み込みます。
2. テンプレートの適用
ルミナーAI に画像を読み込んだら、画面上のテンプレート
から風景写真
→サンセット
を選択しましょう。
テンプレートのサンセットコレクションから、今回はドリームフィルム
を選択して、画像に適用して淡い色だったサンセットの写真が、オレンジ色の夕日に染まる写真に変化しました。
画面右下のドリームフィルム
のバーを左右にスライドすることで、画像に対するテンプレートの適用量を調整することができます。
※調整バー名のドリームフィルム
の部分は、適用するテンプレート名が表示される
3. スカイの適用
テンプレートを適用したら、画面上の編集
をクリックし、ツールの中からスカイ
→空のセクション
を選択し、スカイで適用する空の一覧を表示します。
スカイの空の一覧から、今回はSunset Clouds 3を適用して、明暗さが少なく単調だった雲をドラマティックな夕焼けに染まる雲に入れ替えました。
スカイでは適用する空に応じて、地面部分の明るさや色味が人工知能 -AI- によって、空に合うように自動的に調整されます。
スカイの調整
スカイでは、適用した空の位置や境界線などを細かく調整が可能なので、必要に応じて各項目で微調整をすると、より自然な仕上がりになります。
今回は、全体的に暗くなってしまったので、空の調整
で明るさ
を0→45に調整しました。
各調整項目の使い方は慣れるまでは難しいので、まずは空と地面の境界線が単調な水平線や地平線が見える写真から試してみるといいでしょう。
スカイの調整機能 | |
スカイの方向 | 入れ替える空の位置や向きの調整 |
マスクの改良 | 入れ替える空と地面の境界線の調整 |
シーンのリライト | 地面部分の明るやさ色味の調整 |
反射 | 水面などへの入れ替えた空の反射量やボケ感の調整 |
空の調整 | 入れ替えた空の明るさや色味、ボケ感の調整 |
4. 拡張スカイの適用
スカイの適用が終了したら、同じ編集内のツールから拡張スカイ
→オブジェクトの選択
を選択して、拡張スカイで追加するオブジェクトの一覧を表示します。
拡張スカイのオブジェクト一覧から今回はBrids 2
を適用して、海と雲以外に何もない夕焼け空の写真に、鳥の群れを追加してアクセントをつけました。
拡張スカイの調整
拡張スカイでは、追加したオブジェクトの位置や色味、ボケ感などを調整することが可能なので、必要に応じて各項目で微調整をすると、より自然な仕上がりになります。
今回はオブジェクトを配置
を使って、鳥の群れの位置を中央から画面の右側に移動させました。
拡張スカイの調整機能 | |
適用量 | 追加するオブジェクトの不透明度の調整 |
暖かさ | 追加するオブジェクトの色味の調整 |
リライト | 追加するオブジェクトと空の色や明るさの差を調整 |
オブジェクトを配置 | 追加するオブジェクトの位置の調整 |
マスクの改良 | 追加するオブジェクトと地面との境界線の調整 |
ボケ | 追加するオブジェクトのボケ感の調整 |
反転 | 追加するオブジェクトの向きを反転 |
5. 補正AI
拡張スカイの適用が完了したら、同じ編集のツールから補正AI
を選択して、最終的な写真全体の調整をおこないます。
補正AIの調整
補正AIでは人工知能 -AI- を使って、写真全体のコントラストと空の明るさの補正が可能です。
今回は、補正AIのアクセント
を50→60に上げて夕焼けに染まる雲を強調し、スカイエンハンサー
を30→0に下げて暗めだった空の明るさを取り戻しました。
6. 画像のエクスポート(保存)
全てのレタッチ・編集が完了したら、画面上のエクスポート
→ディスクに保存
で、画像の保存画面を表示します。
保存する画像の名前
・場所
を設定し、保存ボタンをクリックで画像の保存が完了します。
まとめ
人工知能 -AI- で写真おレタッチをおこなう、ルミナーAI -Luminar Ai-の特徴的な機能と、初心者向けの使い方をご紹介しました。
同じレタッチソフトを半年以上使用するのであれば、Lightroom & Photoshopのパッケージ版よりもお手頃で、とても簡単におしゃれやカッコいい写真に仕上げることが可能です。
ルミナーAIは2022年10月をもって販売が終了しました。
新たにルミナー製品をお求めの方はLuminar Neoの購入を検討して下さい。
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