
デジタルカメラマガジン 2022年4月号[雑誌]
デジタル一眼カメラを手に取って写真を撮りにいくと、カメラのレンズにレンズフードを付けいている人が沢山いるのに気づくと思います。レンズフードが付いていると、「なんだか上級者っぽい」と思いますよね。
そんな見た目にかっこよいレンズフードですが、見た目の違い以外にはどんな効果があるのでしょう。
レンズフードはただ見た目が良くなるだけではなく、写真の画質そのものやその他の点にも効果があります。
カメラのレンズに取り付けて使用するレンズフードには、写真を撮る上で重要な効果がいくつかあります。
レンズフードの役割と効果
レンズフードを使用することで、太陽や電灯などの光源の向きによって発生する、フレアやゴーストの発生を抑えることが可能です。
特にカメラを太陽や電灯などの光源に向けて撮影する場合には、フレアやゴーストが発生しやすくなりますが、レンズフードを付けることで、光源からの直接レンズに届く一部の光を遮断することが可能です。
カメラのレンズにレンズフードを取り付けることで、雨の日には雨粒がレンズに付着するのを防ぐことができます。
また空気中に舞っている砂埃などの細かい汚れもレンズにレンズフードを装着することで、付着を防ぐことができます。
レンズフードを使用することで、不意に指でレンズを触ってしまうときの指紋の付着を減らすことが可能です。
またレンズをどこかにぶつけてしまうことがあっても、角度によってはレンズフードが先に当たることでレンズが壊れるのを抑えてくれます。
カメラのレンズに取り付けることが可能なレンズフードは、大きく分けて2種類の分類されます。
花形レンズフードは、花形のようにデコボコにカットされている形状のレンズフード。
広角や標準レンズ用のレンズフードによく採用されている形状で、視野の広い広角レンズでも、レンズフードが写真に写り込まないように設計されている。
円筒型レンズフードは、その名の通り円筒のような形状のレンズフードで、レンズに取り付けるとレンズがそのまま長くなったような見た目になることが殆ど。
レンズフードは花形レンズフードと円筒型レンズに限らず、どちらもレンズの焦点距離に合わせて、フレアやゴーストの原因となる光を遮るように設計されています。
そのためレンズフードこ形が、使用するレンズの焦点距離と合わない場合には、レンズフード自体が写真に写り込んでしまう可能性があるので、出来る限りカメラメーカー純正の物を選ぶようにしましょう。
レンズフードを使用することで得られる効果は、どれもカメラを始めたばかりの方にはいつ起きでもおかしく無いような内容ばかりです。お手持ちのカメラやレンズをレンズフードで守りながら、フレアやゴーストを抑えた素敵な写真を撮っていきましょう。
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