カメラでの撮影には注意が必要！風景写真での撮影のマナーについて

SNSの流行にともなって、デジタル一眼カメラに限らずスマホなどでも綺麗な風景写真を撮影する人が増えてきました。

しかし『綺麗な風景を撮りたい』『SNSで沢山のイイねが欲しい』といった欲求を満たすために、思いもよらないマナー違反をしていることがあるかもしれません。

マナー違反による思わぬトラブルや問題の発生を防ぐためにも、風景写真撮影でのマナーをしっかりと理解して、綺麗な写真を撮っていきましょう。

撮影する時のマナー

SNSの普及によって、誰でも簡単に綺麗な風景写真の撮影スポットを、調べることができるようになりました。

しかしその反面で、地元の人々や地域に迷惑がかかったり、トラブルになることが増えてきています。

私自身も、普段から撮影でのマナーには気をつけていますが、みなさんも一緒に撮影でのマナーを再確認していきましょう。

立ち入り禁止の場所で撮影しない

立ち入り禁止の看板がある場所ではもちろんですが、線路や施設などの柵を超えての写真撮影はしないようにしましょう。

線路や崖など、最悪の場合には自らに危険が及ぶ可能性もあります。安全を確保できると判断できない場所へ無闇に踏み込むことはやめましょう。

私有地に勝手に入り込んで撮影しない

人の家の庭や敷地内に、勝手に入り込んで撮影をするのはやめましょう。

また田んぼや畑も必ず誰かの所有物となっているので、どんなに綺麗な景色があったとしても、無許可で入り込むことはしないようにしましょう。

国立公園や自然公園の木道から降りて撮影をしない

国立公園や自然公園内には、公園内の植物や土地を観光客から守るために、木道が設置されています。
木道から降りて、地面にある湿原や植物を踏み荒らせば、綺麗な自然そのものを破壊することに繋がります。

これからも綺麗な国立公園や自然公園の写真を撮り続けるためにも、ルールを守って木道から降りないようにしましょう。

人通りの多い場所で急に立ち止まって撮影をしない

人の多い観光地などでは、周りの人の迷惑にならないよに気をつけましょう。

細い通路や道などでは、前後に人がいないことを確かめて、他の観光客の邪魔にならないように気をつけて撮影をします。

観光地に来る人すべてが、カメラを持っているわけではありません。単純に景色を楽しんでいるだけの人もいるので、急に立ち止まったり、通路や道をふさいでの撮影をしないようにしましょう。

構図に入る人を邪魔者扱いしない

風景は誰のものでもありません。

仮にあなたが、写真撮影のベストポジションで構えていても、その構図の中に入ってくる他の観光客を怒る資格はありません。

立ち入り禁止の場所に入っている人を注意することは大丈夫ですが、そうでない場合には人がいなくなるのをゆっくりと待ちましょう。

あなたの優しさに対して、撮影の間だけ構図の外で待ってくれる人が現れるかもしれません。

三脚使用禁止の場所で三脚を使用しない

人が多く集まる場所では、三脚はただ邪魔なモノでしかありません。

建物内だけに限らず、屋外でも狭い展望台などでは三脚の使用を禁止している場合があります。

ルールを守らないで三脚を使用していると、最悪の場合その場所でのカメラの使用自体が禁止になることもあります。

綺麗な景色をいつまでも撮り続けられるように、決められたルールの中で写真撮影をおこないましょう。

撮影のために花や枝を折らない

綺麗な花や桜の枝を切り取って、体の一部に添えての写真撮影はやめましょう。

花や木などの植物も、私たちと同じように生きています。その花や枝を切り取る行為は、植物を意図して殺してることと一緒です。

どうしても花や植物を手に取って写真を撮りたい場合は、花屋さんで購入した花や植物を使って撮影するようにしましょう。

この他にも、構図の邪魔だからといって木の枝などを折ることも同じです。綺麗な自然を破壊しないように気をつけていきましょう。

野生動物に無闇に近づかない

野生動物を撮るために、自分から無闇に近づくことはやめましょう。どんなに小さな動物でも危険を感じれば威嚇してきます。

人馴れしている動物であれば、向こうから近寄ってくることもあるので、そういった場合を除いては無闇に近づかないようにしましょう。

また最悪の場合には噛まれたり襲われるなど、大怪我につながる危険もあるので、野生動物の撮影は望遠レンズを使って、離れた場所からおこなうようにしましょう。

野生動物に餌をあげない

野生動物の写真を撮るために、野生動物に餌をあげるのもやめておきましょう。

野生動物は、人からエサを貰えると分かると、その後は人から貰えるエサに依存するようになっていきます。

そして最悪の場合には自分自身でエサを取ることが出来なくなり、生き延びることができなくなっていくのです。

エサをあげたから今すぐにと言うわけではないですが、野生動物の生態系を守るためにも、エサやりが許可されている場所を除いては、エサをあげないようにしましょう。

まとめ

撮影のマナーを守ることは、自分自身の身の安全守ることや、綺麗な自然と野生動物を守ることに繋がります。

撮影した写真を堂々と人に見せることができるように、またこれからもあなたの大好きな、綺麗な自然風景を撮り続けるためにも、撮影マナーを守って気持ちよく写真撮影をおこなっていきましょう。