冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!
風景写真には広角よりも望遠レンズがオススメな3つの理由!!
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
みなさんは風景写真を撮るときにはどの焦点距離のレンズを使用していますか?
ほとんどの方は、風景写真にオススメと言われる広角レンズを使っていると思いますが、私はある3つの理由から望遠レンズを使った風景写真を撮ることが多くなりました。
風景写真が上手く撮れないと悩んでいる方は、この記事を参考にして望遠レンズを使用することで、広角レンズよりもずっと簡単に綺麗な風景写真が撮れるようになりますよ。
- 風景写真に望遠レンズがオススメな3つの理由
- 望遠レンズで撮る写真は観賞用にもってこい
風景写真に望遠レンズがオススメな3つの理由
デジタル一眼カメラの交換レンズには焦点距離によってそれぞれに違う特徴があり、次の3つの特徴から風景写真の撮影には望遠レンズの使用をオススメしています。
背景や構図を整理しやすい
望遠レンズは広角レンズと比べて撮影できる範囲がとても狭いので、簡単に構図を整理しやすく余計な被写体が写らないように写真を撮ることが可能です。
上の2枚は望遠レンズと広角レンズを使用して同じ場所から撮影をした写真の比較ですが、望遠レンズで撮影をした方が最も綺麗に見える雪山と夕焼け空だけを撮影することができています。
望遠レンズは背景がボケやすい
同じF値を使用した撮影では、焦点距離が長い望遠レンズの方が背景よくボケるので、この背景ボケを利用して背景を整理することも可能になります。
望遠レンズと広角レンズの比較
上の2枚はどちらもチューリップを同じ位置から撮影した写真ですが、望遠レンズを使用した写真の方が背景がボケているので、主題であるチューリップが引き立っているのがわかります。
沢山のパターンで撮影が可能
望遠レンズは撮影できる範囲が狭いので、1つの撮影場所で沢山のパターンの写真を撮ることが可能になります。
上の2枚はどちらも同じ場所から望遠レンズを使って撮影した写真ですが、広い景色の中から日陰の景色と日の当たる景色それぞれを撮ることができています。
広角レンズでも前景を入れ替えて撮影することは可能ですが、全体的に写る被写体は同じなので、全く違うパターンの写真を撮ることは難しいです。
シンプルでわかりやい
望遠レンズで撮る写真は特に意識をしないで撮影をしていても、主題となる被写体が明確でシンプルな構図になりやすいです。
上の2枚の写真のように構図の中に余計な被写体が少ないので、主題である被写体が明確で何処を見れば良いかがとてもわかりやすい写真になります。
広角レンズで撮影する写真には迫力・インパクトがありますが、構図を上手に整えて撮影しないと余計な被写体が写り込んで何を撮った写真かわからなくなってしまいます。
広角レンズでの残念な例
上の写真のように広角レンズを使用して撮影する写真では、景色の選び方や構図の整え方がうまくないと、構図の中に無駄に被写体が多くなるので、写真を見る人にとってはどこに注目すれば良いかわからない写真になってしまします。
望遠レンズで撮る写真は観賞用にもってこい
望遠レンズで撮影するシンプルな写真は、ご家庭でプリントアウトして額装する観賞用の写真としてもオススメです。
実際に部屋に写真を飾ることをsイメージするとわかるのですが、広角レンズで撮るダイナミックな写真よりも、望遠レンズで撮るシンプルな写真の方が落ち着いた部屋の雰囲気にはよく合うのです。
額装のイメージ
広角レンズで撮影する写真は迫力・インパクトがありますが、部屋に飾るには刺激が強すぎて見ていて落ち着かないことが多いのです。
まとめ
広大な風景はついつい広角レンズで撮影したくなりますが、上手く構図を整えられない時にはまず望遠レンズを使って撮影してみると良いでしょう。
無理に広角レンズを使い続けても、自分自信で気に入る写真が撮れなければデジタル一眼カメラで撮影すること自体がつまらなく感じてしまいます。
これから風景写真を撮り始めたいという方は、望遠レンズを手に入れて綺麗で良い風景写真を撮りに出かけましょう。
≫ Canonのカメラ用オススメの望遠レンズはこちらから
広角レンズでは1枚の写真に収まってしまう景色も、望遠レンズを使うとそれぞれ別の写真として撮ることが可能になりますよ。
質問・コメント