
デジタルカメラマガジン 2022年4月号[雑誌]
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
バンクーバーからスキーリゾートのウィスラーへのちょうど中間地点にある町Chief。
このSquamishの南にはChiefと呼ばれるとても大きな岩山があり、Squamishのシンボルとも言える存在になっています。
Chiefの街中から見るChief
このChiefの頂上からは内湾とそれを山々の絶景を見渡すことができるので、バンクーバーから日帰りでもハイキング可能なChiefの絶景をご紹介していきます。
ChiefのあるSquamishへはバンクーバーから北へ車で約1時間で、綺麗な海岸線沿いの景色を楽しめるSea to sky Highwayを使って行きます。
またバンクーバーのダウンタウンから、いくつかの運行会社から往復のシャトルバス(有料)もでているので、車がない方や運転ができない方はそちらを利用してみると良いでしょう。
車 | 約1時間 |
公共交通機関 | |
シャトルバス | Squamish Connector Sea to Sky Gondola |
2023年現在では、Squamish ConnectorとSea to Sky Gondolaという2つの会社がバンクーバーのダウンタウンからChiefのトレイルヘッドに隣接する「Sea to Sky Gondola」という観光施設までの往復シャトルバスを運行しています。
「Sea to Sky Gondola」という観光施設からもChiefへ登ることは可能で、Chiefのトレイルヘッドからのハイキングコースとは、コース前半の0.2km地点辺りで合流しています。
標高 | 692m |
標高差 | 654m |
コース全長 | 6.0km |
行程 | 往復|周回 |
平均登山時間 | 約3時間 [First Peakのみの場合] |
レベル | Hard [上級] |
シーズン | 4-10月 |
パーキング予約 | 不要 [7am – 11pmまで] |
トイレ | 2 [登山口のみ] |
※ハイキング専用アプリ「AllTrails」から抜粋
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Chiefには3つの頂上があり、1番手前から「First Peak」「Second Peak」「Third Peak」となっています。
いちばん手前のFirst Peakへは、登山口であるStawamus Chief Trail Headから片道約1時間半の道のりです。
3つの頂上までの距離と標高差
距離 | 標高差 | |
---|---|---|
First Peak | 1.9km | 535m |
Second Peak | 2.4km | 580m |
Third Peak | 3.4km | 627m |
ChiefはレベルがHardなハイキングコースですが、人気のハイキングスポットということもありトレイルはかなり整備されています。
ちなみにChief自体が岩山ということもあり、トレイルは全工程で急斜面や階段・ハシゴ・クサリを登っていくことになりますが、全長は5kmと短いのでゆっくりと確実に進んでいくのが良いでしょう。
ただし頂上付近は岩場が多く足場も不安定なので、スニーカーではなくしっかりとしたハイキングシューズで行くことをオススメします。
Chiefはハイキングコース全体で急傾斜が続いていて、前半部分は断裁の高い階段を、後半では岩場セクションを梯子や鎖を使って登って行くので、酸欠や怪我に注意しながら自分のペースを保ちながら登るように気をつけましょう。
またコース中盤には他のトレイルコースとの分岐点や各頂上への直行ルートへの分岐点などがあるので、自分が目指す頂上に続くコースを選んで進んでいきましょう。
分岐点では全て左に進むとFirst Peakにたどり着きます。
岩場セクションではハシゴやクサリを使って登っていく場所が何箇所か存在していますが、お年寄りでもソロ(1人)で登れるレベルです。
余程高い場所が苦手という方でなければ問題はありません。
Chiefには合計3つの頂上がありますが、この記事では私が登ったことのあるFirst PeakとSecond Peakのみをご紹介していきます。
First Peakでは、バンクーバー方面を見渡すと内湾とそれを囲む山々に加えて、Sea to sky Highwayを眼下に望むことができます。
頂上はなだらかで広い台地状の岩場になっているので、荷物をおろしてゆっくりと景色を楽しむことが可能です。
運べる荷物に余裕があればFirst Peakでランチをするのもオススメです。
Second Peakからは、これまで登っていたFirst Peakを含む内湾と山々の絶景と、反対側には大きくそびえ立つMt. Garibaldiを楽しむことができます。
ChiefのあるSquamishは周りを山に囲まれているので、残念ながら海や地平線に沈む夕日を見ることはできません。
しかしSecond Peakに限らずFirst Peakのどちらも視界の開けた頂上となっているので、マジックアワーで綺麗に焼けた夕焼け空を楽しむことが可能です。
下山時は真っ暗になるので、夕景を見る場合はヘッドランプ必須
First Peak kからSecond Peakへの道のりは終始岩場セクションとなります。
またそれぞれ切り立った岩山のFirst PeakとSecond Peakを、迂回することなくほぼ一直線につなぐルートのため、ハシゴやクサリだけではなく絶壁を上り下りする必要のあるルートになっています。
所々足を踏み外しやすい箇所があるので、自信のない方はFirst Peakだけを楽しみましょう。
バンクーバーのダウンタウンから日帰りで行くことができる絶景ハイキングコースChief。
初心者の方でも時間をかけてゆっくりと登れば無理なく登頂可能ですので、夏場の日が長い時期にぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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