岩山から望む絶景!Squamishの人気ハイキングトレイルChief!!

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
バンクーバーからスキーリゾートのウィスラーへのちょうど中間地点にある町Squamish。このSquamishの南にはChiefと呼ばれるとても大きな岩山があり、Squamishのシンボルとも言える存在になっています。
Squamishの街中から見るChief
このChiefの頂上からは内湾とそれを山々の絶景を見渡すことができるので、バンクーバーから日帰りでもハイキング可能なChiefの絶景をご紹介していきます。
バンクーバーから日帰りで行ける大人気ビューポイントTunnel Bluffs
バンクーバーからChiefの登山口のあるSquamishへは、Sea to sky Highwayを使って車で約1時間で行くことができます。
Chiefには3つの頂上があり、1番手前からFirst Peak / Second Peak / Third Peakとなっています。いちばん手前のFirst Peakへは、登山口であるStawamus Chief Trail Headから約1時間半の道のりです。
Chiefの登山情報
Chiefには合計3つの頂上がありますが、この記事では私自身が登ったFirst PeakとSecond Peakのみを詳しくご紹介していきます。
Stawamus Chief Trail
標高 | First Peak 610m / Second Peak 655m / Third Peak 702m |
標高差 | First Peak 535m / Second Peak 580m / Third Peak 627m |
コース全長 | First Peak 3.7km / Second Peak 5.0km |
行程 | 往復 |
登山時間 | 2.5時間 |
レベル | Hard |
シーズン | 4-10月 |
パーキング予約 | 不必要(7am – 11pm) |
トイレ | 2つ(駐車場) |
給水所 | 1つ(駐車場) |


ChiefはレベルがHardなハイキングコースですが、人気のハイキングスポットということもありトレイルはかなり整備されています。
ちなみにChief自体が岩山ということもあり、トレイルは全工程で急斜面や階段・ハシゴ・クサリを登っていくことになりますが、全長は5kmと短いのでゆっくりと確実に進んでいくのが良いでしょう。
ただし頂上付近は岩場が多く足場も不安定なので、スニーカーではなくしっかりとしたハイキングシューズで行くことをオススメします。
- トレイルは整備されていてわかりやすい
- 全工程で急斜面や階段・ハシゴ・クサリを登る
- ハイキングシューズが必要

First Peakまでのトレイルの案内
First Peakまでの道のりにはSecond PeakやThird Peakへの分岐点などがいくつか存在していますが、どの分岐点もわかりやすい標識が立っているので、標識の指示にしたがって進んでいきましょう。
またトレイルは大まかに階段・通常トレイル・岩場の3つのセクションに分かれています。
階段のセクション


駐車場からしばらくは平坦なキャンプサイトの中を進んでいきますが、キャンプサイトを抜けると急な石段と階段が現れます。
この階段セクションは約400mmほど続くので、トレイルの横を流れる渓流を見て休憩を挟みながら進むことをオススメします。
通常のトレイルセクション


階段セクションを抜けると、通常のトレイルを進んでいくことになります。石や木などでトレイルをわかりやすく整備してありますが、写真にあるオレンジ色のようなマークを辿って進むようにしましょう。
また通常のトレイルセクションには分岐点が3箇所存在するので、標識を見落とさないように気をつけてFirst Peakの方向に進んでいきましょう。
岩場セクション


岩場セクションではハシゴやクサリを使って登っていく場所が何箇所か存在していますが、お年寄りでもソロ(1人)で登れるレベルなので、余程高い場所が苦手という方でなければ問題はありません。
岩場セクションを登りきれば絶景を望めるFirst Peakに辿り着きます。
First Peakから見る景色


First Peakでは、バンクーバー方面を見渡すと内湾とそれを囲む山々に加えて、Sea to sky Highwayを眼下に望むことができます。
頂上はなだらかで広い台地状の岩場になっているので、荷物をおろしてゆっくりと景色を楽しむことが可能です。
運べる荷物に余裕があればFirst Peakでランチをするのもオススメです。
Second Peakまでのトレイルの案内
First Peakでも十分に綺麗ですが、体力に自信がありさらに急な岩場をハシゴやクサリで上り下りできるという方は、First Peakよりも少し高いSecond Peakを目指してみましょう。
First PeakからSecond Peakへは直接いくことが可能なので、この記事ではそのルートをご紹介します。
First Peak kからSecond Peakへの道のりは終始岩場セクションとなります。
またそれぞれ切り立った岩山のFirst PeakとSecond Peakを、迂回することなくほぼ一直線につなぐルートのため、ハシゴやクサリだけではなく絶壁を上り下りする必要のあるルートになっています。
First Peakの下山


写真は安全を考慮して岩場を降りてから撮影していますが、このような絶壁上に設置された器具を使って降りていきます。
土日など人の多い日には、このような場所は渋滞する可能性があります。
Second Peakへの登山
First Peakをある程度まで降りると、今度は同じような急斜面をSecond Peakに向けて登っていきます。
Second Peakへの岩場セクションはFirst Peakと比べてとても狭い場所を進んでいくことになるので、岩場や枝で怪我をしないように気をつけましょう。
Second Peakから見る絶景


Second Peakからは、これまで登っていたFirst Peakを含む内湾と山々の絶景と、反対側には大きくそびえ立つMt. Garibaldiを楽しむことができます。

Second Peakから見る夕景




ChiefのあるSquamishは周りを山に囲まれているので、残念ながら海や地平線に沈む夕日を見ることはできません。
しかしSecond Peakに限らずFirst Peakのどちらも視界の開けた頂上となっているので、マジックアワーで綺麗に焼けた夕焼け空を楽しむことが可能です。
まとめ
バンクーバーのダウンタウンから日帰りで行くことができる絶景ビューポイントChief。
初心者の方でも時間をかけてゆっくりと登れば無理なく登頂可能ですので、夏場の日が長い時期にぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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