
デジタルカメラマガジン 2022年4月号[雑誌]
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
先日North VancouverにあるMaplewood Flats Conservation Areaという、多くの野生動物とカナダでは珍しい工場夜景が見れるユニークな場所を見つけたので、みなさんにご紹介いたします。
Maplewood Flats Conservation Areaは、ノース・バンクーバーに位置する自然保護区の1つで、広い敷地の中ではこれまでに251種もの野鳥が観測されている。
また野鳥と小動物を合わせて50種以上の生き物が、この自然保護区内に巣を作って生活をしているので、常時何かしらの生き物に出会うことができる。
Maplewood Flats Conservation Area内は遊歩道が整備されているので、気軽に訪れて自然保護区内の野鳥や野生動物を見ながらハイキングを楽しむことができる。
また干潮の時間帯には、自然保護区に面した海が干潟になり、多くの海鳥やワシなどが訪れる光景を見ることができる。
Maplewood Flats Conservation Areaへは、公共交通機関のバスを利用して約1時間ほどでアクセスすることが可能です。途中で乗り継ぎはありますが、Maplewood Flats Conservation Areaの目の前にバス停があるので、バスの乗り継ぎ以外のアクセスはとても良いが場所です。
駐車場 | 無料(数台ぶんのみ) |
バス |
#210(W Cordova St @ Homer St) → Phibbs Exchange(乗り換え)→ #212 |
時間 | 24時間 |
トイレ | 有り(日中のみ) |
レストラン・カフェ | 無し |
Waterfront駅からの乗り換えルート
よく見ることができる野生動物としては上記の5種類の他に、海鳥や雀なども見ることができます。また季節やタイミングによっては、フクロウ・キツツキ・タカ・コンドルといった珍しい野鳥にも出会うことができます。
ハクトウワシは、干潮時にできる海の干潟に餌を求めてやってくるので、実際に目にできるのは遠くにいる小さな姿がほとんどです。運が良ければ頭上を飛んだり、自然保護区内の木々に止まる姿も見れるかもしれません。
マガモ・オオアオサギ・アメリカコガラは、自然保護区内で常にいることができる野鳥なので、あたりをよく見回してみると良いでしょう。
自然保護区内には、ごく稀に普段は生息していないフクロウやイヌワシ、ハヤブサなど他の種類の野鳥が立ち寄ることがあるので、見ることができればとてもラッキーです。
自然保護区内の木に立ち寄ったイヌワシ
私が訪れた日は、1匹のイヌワシがMaplewood Flats Conservation Area内の木に立ち寄っていたので、写真に撮ることができました。
Maplewood Flats Conservation Areaでは、バンクーバーの野生動物としてお馴染みの、ハイイロリスにも出会うことができます。しかし、普段から人に食べ物を与えてもらっているダウンタウンのリストは違い、警戒心がとても強いのでハイイロリスに近づくとすぐに逃げてしまいます。
10分ほどその場でジッとしていると、戻ってくることが多ので、諦めずに待機
日本ではとても人気のある工場夜景ですが、ここカナダのバンクーバーでも工場夜景が楽しめる場所がMaplewood Flats Conservation Areaとなります。
Maplewood Flats Conservation Areaに入って真っ直ぐ海辺を目指すと、対岸に工場を見ることができます。少し規模は小さいですが、見た目は日本と同じ雰囲気を楽しむことができます。
Maplewood Flats Conservation Area内のハイキングコース上には、外灯が1つもないため完全に日が暮れると、真っ暗でとても危険な場所になるので、夕暮れ後のブルーアワーの時間帯でまだ薄らと明るさが残る時間帯に工場夜景を楽しんで、早めに帰路につくようにしましょう。
ダウンタウンに隣接するスタンレーパークとはまた違う、とても多くの野鳥や生き物を楽しむことができるMaplewood Flats Conservation Area。一日中ゆっくりと楽しむことができる場所なで、ぜひ軽い昼食を持参して遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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