
デジタルカメラマガジン 2022年4月号[雑誌]
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
バンクーバーで最も気軽にハイキングを楽しめる場所といえばStanley Park(スタンレーパーク)。バンクーバーのダウンタウンに隣接している都市公園のStanley Parkはアクセスがとても良いことから、天気の良い夏場にはハイキングはもちろん、ジョギングやビーチ、プール、BBQなど数多くのアクティビティーを楽しめます。
今回は季節外れの冬のStanley Parkで写真を撮ってきたので、冬のStanley Parkの楽しみかたを写真と共にお伝えしていきます。
Stanley Parkはカナダ西海岸の都市バンクーバーのダウンタウンに隣接する都市公園で、広さは405ヘクタールで東京ドーム約86個分、北アメリカの都市公園でTop10に入る大きさがあり、年間約800万人が訪れるとても人気の公園です。
広大なStanley Parkは針葉樹林で覆われていて、一年を通して緑に覆われているので、数多くの野生動物にも出会いことができます。
広大な大自然はもちろんのこと、海に隣接するStanley Parkではビーチや海岸沿いの海の景色も楽しむことができます。また都市公園ということもあり、すぐ横にはバンクーバーのダウンタウンがあるので、夜にはStanley Parkからバンクーバーの夜景を楽しむこともできます。
Stanley Parkはとても広大な都市公園なため、公共機関を利用してのアクセスには2通りがあります。
どちらのバスもダウンタウンから乗ることができ、それぞれの終点がStanley Park内や入り口になっているので、自分が行きたい場所に合わせて乗るバスを選ぶといいでしょう。
駐車場 | 有料(園内に多数あり) |
公共交通機関 |
#19(アクアリウム側) #5(イングリッシュ・ベイ側) |
時間 | 日の出〜日の入りまで |
トイレ | 有り(園内に多数) |
売店・カフェ | 有り(夏季限定で園内に多数) |
Stanley Park内には数多くのハイキングコースがあるので、ハイキングコースを進みながら森林や湖といった景色を四季と共に一年中楽しむことができます。
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バンクーバーでは日本と同じように春には街中で桜を見ることができ、このStanley Park内では『シェイクスピア庭園』で桜を楽しむことができます。(見頃は4月中旬)
また5月の初め頃にはカナダグースの雛を見ることもできます。親子で歩き回る姿はとても可愛いので、この時期にはぜひStanley Parkに足を運んでみてください。
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雨が少なく、空気の乾燥しているバンクーバーの夏はStanley Park内を散策するのに最も適した季節です。
水辺には野鳥が集まり、Stanley Park内に足を踏み込むと深い森林の中は涼しく、濃い緑に覆われています。
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公園内のほとんどが針葉樹林で覆われているStanley Parkですが、一部では落葉樹も存在し紅葉の見頃ではStanley Parkの外周をはしるSeawall沿いに、鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
また一歩針葉樹林内に足を踏み込むと、一部の落葉樹から落ちた紅葉でできた絨毯をみる事もできます。日本とはまた違ったカナダ特有のカエデの紅葉を楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。(見頃は10後半〜11月前半)
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北国のわりに雪が少ないバンクーバーのダウンタウンですが、一度雪が降るとStanley Parkも雪化粧をして、普段とはまた違う景色を楽しむことができます。
また雪の降る降らないに関わらず、冬の寒さで湖は一面が凍ることもあります。
広大な森林が広がるStanley Parkには数多くの野生動物も存在していて、運が良ければすぐ側で野生動物と出会える可能性もあります。また数多く存在する野生動物はStanley Parkの入り口付近に位置するLost Lagoonの周りで見ることができるので、チャンスを狙って何度か足を運んでみるの良いでしょう。
出会える確率順に並んでいますが、アオサギまではほぼ確実に出会える可能性があります。アライグマは朝夕が行動が活発になる時間帯なので、日中を避けて足を運んでみると良いでしょう。
ビーバーとカワウソは水中を移動し、それ以外では殆んどの場合茂みや巣の中に潜んでいるので、タイミングがよくないと出会うことは難しいです。
またスカンクは夜行性のため、日没後でないと出会うことが出来図、出会った場合のオナラをされると悪臭が体から数日は消えないとされているので、出会って決まった時は十分に注意をしてください。
ワシは稀に山などからStanley Parkへやってくるので、出会うことがあればラッキーです。
都市のすぐそばに広がる大自然Stanley Parkでは、一年を通して四季折々の景色と数多くの野生動物に出会うことができ、特にカメラが大好きな人にとっては1日中楽しめる場所となっています。
公共機関でもアクセス可能なStanley Parkにぜひ足を運んで、季節ならではの光景を楽しんでみて下さい。
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