冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!
【三脚の正しい使い方】知れば写真がもっと上手くなる!
主に夜景や星景の写真を撮るときに手ブレを防ぐ為に使用する三脚。
自然の中で滝などをスローシャッターで撮影する時などにも使う事がありますが、みなさんは三脚を正しく使えてますか?
三脚を使っているのに写真が上手く撮れないという方は、この記事を読むんで三脚の正しい使い方を理解して、綺麗な夜景・星景・風景写真を撮れるようになりましょう。
三脚のパーツ名
三脚は雲台と脚部の2つから出来ている。安いモデルの三脚では雲台と脚部が一体化しているモノもありますが、基本的には雲台と脚部が取り外せるようになっています。
雲台は上下・左右・回転の3方向をそれぞれ個別に調整するタイプの3WAY雲台と、雲台に取り付けられたボール1つであらゆる角度を調整できるタイプの自由雲台の2種類に分かれている。
また雲台と脚部はそれぞれ詳細な部品から構成されています。
- カメラ台(カメラを設置するプレート)
- パンストッパーネジ (自由雲台でカメラの調整する稼動部の止め具)
- パンハンドル(3WAY雲台でカメラの向きを調整する部品)
- センターポール(エレベーター) (雲台の高さ調整棒)
三脚を使う時のポイント
三脚をセットする前に構図を先に決める
三脚を使った撮影では、まず初めにカメラだけで撮りたい構図を決めてから、そのカメラの位置合わせて三脚をセットしましょう。
三脚を使った撮影でよくある失敗例として、大体の位置を決めてから先に三脚をセットしてしまう事があげられます。
これでは実際に撮影してみると画角が足りない・余計なモノが入ってしまうといった事がおこります。
三脚の脚はレンズ側に1本、ファインダー側(後方)に2本になるように設置
レンズはカメラ台から飛び出る形になるので、その方向に脚を持ってくることで、三脚の転倒を防ぐ事ができます。
特に対荷重ギリギリのカメラとレンズの重さの時や大きな望遠レンズを使用する時には三脚が不安定になりやすいので、脚の向きには注意
レンズと同じ向きに脚を置くと安定する
レンズが手前を向いていて、三脚の脚が手前と左右にあるので安定
三脚の脚は太い方から伸ばし始める
三脚の脚は収納の関係で、下にある部品ほど細い脚になります。
太い脚の方が歪みづらく振動を起こしにくいので、多少の風などでは写真がブレる事はありません。
逆に細い脚のは歪みやすく振動を起こしやすく、風などで写真がブレてしまう事があるので、安定感のある太い脚から使うようにしましょう。
太い脚の方が安定感がある
太い脚から使用しているので脚が歪みにくくて振動も伝わりにくい
三脚は必要以上に高くしない
三脚は脚とセンターポール(エレベーター)を伸ばすことで、高さを出すことが出来ますが、高さが出る反面振動が起こりやすくもなるので、必要以上に脚やセンターポール(エレベーター)を使って高さを出さないようにしましょう。
ストーンバックを使って安定させる
どうしても三脚を高くして使いたい、風で振動が起こるといった場面では、ストーンバックを使うことで、三脚に重さを加えて風などからの振動を防ぐ事ができます。
三脚の脚は完全に広げる
三脚を使う撮影では脚の開脚できる目一杯まで広げるようにしましょう。高さを出そうとしたりで脚を中途半端に広げていると、カメラの重みで突然三脚の脚が開いてしまいます。1度決めた構図がズレてしまし、水平が取れなかったり被写体が写真から見切れてしまう原因となるので注意
完全に広げると三脚が安定する
脚がもう広がらないので、振動などで脚が広がってしまう心配がない
三脚は脚の長さで水平を取る
街中では心配する必要が少ないですが、自然の中で三脚を使う時には、地面が水平でない事がほとんどです。
このように水平でない場所で三脚を使う時には、雲台で水平を作るのではなく、脚の長さを調整して水平を取るようにしましょう。
雲台で水平を取ろうとすると、カメラを三脚に置いた時の重心がズレるので、最悪三脚が転倒・カメラを破損ということになるので注意
脚で水平を撮ると重心が安定
脚の長さで三脚自体の水平を取っているので、カメラを載せても安定する
三脚を使う時はレンズの手ぶれ補正はオフ
手ブレが起きない三脚での撮影では、カメラやレンズに備わっている手ブレ機能が誤作動を起こす事があるので、必ず手ブレ補正をオフに設定しましょう。
手ブレ補正の誤作動が起こると、三脚を使用していても写真がブレてしまう
プロやアマチュア写真家の三脚を使った撮影法
レリーズを使う
日中でシャッタースピードを速く出来る時間たいであれば問題ありませんが、夜景撮影などスローシャッターを使用する時にはレリーズを使うことで、シャッターを切る時に起こる指からの振動をなくす事ができます。
レリーズはカメラに直接つなぐ有線タイプと、Bluethoothなどの無線で操作をするタイプがあります。
レリーズがない時はタイマー機能を使う
レリーズがないという場合にはカメラに付いているタイマー機能を使いましょう。
動く被写体の撮影には向きませんが、静止している自然や建物を撮る場合には、タイマーをセットすることで、指からの振動が収まったあとにシャッターを切ることができます。
ストラップは三脚に巻き付ける
カメラにストラップをつけている場合には、風で動いてカメラが揺れないように、三脚のどこかに巻きつけておきましょう。
L型プレート
カメラを三脚固定するブランケットにL型プレートを使用する事で、縦構図でもカメラを三脚の中心に置くことができて三脚が安定します。
また横構図で撮影していた時と中心位置がズレないのも大きなメリットです。
ミラーアップ撮影をする
デジタル一眼レフカメラでは、シャッターを切るときに持ち上がるミラーをあらかじめ上げておく事で写真のブレを防止することができます。
レリーズを使ってもミラーが持ち上がる時に微振動が発生するので、それを防ぐ効果ぎある。
カメラ内にミラーのないマイクロ・フォーサーズ(ミラーレス)一眼では設定の必要はありません。
まとめ
三脚は写真を撮るときの手ブレをなくすためのアイテムですが、様々な要因によって思わむブレを起こすこともあります。また三脚を転倒させてカメラを破損しないためにも、正しく使うようにしましょう。
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