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冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!

Tomo
風景写真家
カナダで山に登りながら数々の風景写真を撮影し着た経験を活かして、風景写真を綺麗に撮るためのテクニックなどを発信しています。

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カメラのシャッター速度とは?初心者が覚えておくべき基礎をわかりやすく解説 ~その2~

※本ページはプロモーションが含まれています

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。

カメラ初心者の方にはあまり馴染みがないカメラのシャッター速度、手ブレとの関係で撮影中に少しくらいは気にかけている方もいるかと思いますが、みなさんはシャッター速度についてどのくらい理解できていますか?

シャッター速度は気にする必要あるの?
シャッター速度が変わるとどうなるの?
シャッター速度って自分で変えられるの?

カメラのシャッター速度は、写真を撮る上でブレの有無や明るさに大きく関わってくる、意外と重要な設定項目なので、初心者の方も今のうちからシャッター速度の正しい使い方を知っておく方が良いですよ。

この記事の内容
  • シャッター速度とは
  • シャッター速度によるブレの変化
  • シャッター速度の主な使い方
目次

シャッター速度とは

シャッター速度は、主に写真のブレの有無を決めるための設定です

この写真のブレの有無を決めるシャッター速度は、主に「シャッター速度」「シャッター・スピード」と呼ばれ、記事や文章では「S/S」(shutter/speed)と省略されることもあります。

カメラでのシャッター速度の表記

カメラでのシャッター速度の表記

上のイラストは、キャノンカメラでのシャッター速度の表示のされ方を表したものですが、「1/320」となってる部分がシャッター速度で、この数値を変化させることで、写真をブレずに撮影したり、逆に意図的なブレを作って撮影することができるのです。

シャッター速度は、設定する速度によって「1/〇〇」(〇〇分の1秒)と、「〇〇”」(〇〇秒)という2種類の表示のされ方をしています。

シャッター速度の表示

シャッター速度の表示

上のイラストは、カメラでのシャッター速度の表示のされ方の違いと、表示切り替わる分岐点を表したものです。

ちなみにカメラに設定されているシャッター速度には決まりがあり、一般的に30″〜1/8000までの範囲が設定されていますが、初心者モデルのカメラなどでは30″〜1/4000と、速いシャッター速度の上限が低く設定されていることがあります。

 Bモード(バルブ)を使用する場合のみ、30秒以上のシャッター速度を任意で使用できる

主に写真の明るさを決めるシャッター速度ですが、シャッター速度の変化は写真のブレの有無を含めた、主に次の2つに影響があります。

  • 写真のブレの有無
  • 写真の明るさ

シャッター速度が速いとブレが起きない

シャッター速度は速くなるほど手ブレや被写体ブレが起きなくなり、逆にシャッター速度が遅くなるほど、手ブレや被写体ブレが起きやすくなります。

シャッター速度とブレの関係

シャッター速度とブレの関係

上のイラストは、シャッター速度の数値と写真のブレの関係を表したもので、遅いシャッター速度ほど写真はブレて、速いシャッター速度ほど写真がブレなくなるのがわかります。

写真のブレにはカメラ事態が動く手ブレと、撮影する対象(被写体)が動く被写体ブレの2つがありますが、シャッター速度を速くすることで2つのブレのどちらにも対応することができます。
≫ 手ブレと被写体ブレの見分け方はこちら

ここまでのおさらい

ここまで学習したことをおさらいしましょう。それぞれの問題をクリックすると答え合わせができます。

Q1. シャッター速度の変化は写真の何に影響する?
写真のブレの有無と明るさ

シャッター速度を変化させると、写真のブレを無くしたり、逆に意図的なブレを作って撮影することができます。

また写真の明るさもシャッター速度の変化によって影響があります。

Q2. 被写体ブレをなくすにはシャッター速度をどうする?
シャッター速度を速くする

シャッター速度を速くすることで、動く被写体もブレることなく撮影することができます。

また手ブレに対しても、シャッター速度を速くすることで同じように対応が可能です。

シャッター速度と写真の明るさの関係

シャッター速度は速く設定するほど写真は暗く写るようになり、逆にシャッター速度を遅くするほど写真は明るく写るようになります。

シャッター速度と写真の明るさの関係

シャッター速度と写真の明るさの関係

上のイラストは、シャッター速度と写真の明るさの関係を表したもので、シャッター速度が速くなるほど写真は暗くなり、逆にシャッター速度が遅くなるほど写真は暗くなっているのがわかります。

暗い場所でもシャッター速度を遅くすれば撮れる

カメラ初心者にとっては、意識する機会が少ないシャッター速度ですが、夜景や星を撮影するような暗い場所での撮影は、シャッター速度を意図的に遅く設定することで、明るく綺麗な写真を撮影することができるようになります。

ただしシャッター速度が遅くなるほど手ブレが起きやすくなるので、シャッター速度を遅くして撮影する場合には、三脚にカメラを固定して撮影するようにしましょう。
≫ 三脚の選び方はこちら

ここまでのおさらい

ここまで学習したことをおさらいしましょう。それぞれの問題をクリックすると答え合わせができます。

Q1. シャッター速度が速いと写真の明るさはどうなる?
写真は暗くなる

シャッター速度を速くすると写真は暗く写るようになり、逆にシャッター速度を遅くすると写真は明るく写るようになります。

Q2. 夜景や星を撮るときはシャッター速度をどうする?
シャッター速度を遅くする

シャッター速度を遅くすることで、暗い夜景や星空を明るく写真に撮ることができます。

シャッター速度の主な使い方

カメラのシャッター速度は、「写真のブレの有無」「写真の明るさ」の2つに大きく影響する機能なので、撮影する被写体や撮影シーンによって、シャッター速度を速くしたり、逆にシャッター速度を遅くして撮影する必要があります。

  • シャッター速度を速く → 動く被写体、望遠レンズを使用など
  • シャッター速度を遅く → 夜景、星空、長時間露光など

シャッター速度を速くして撮る写真

シャッター速度を速くすることで、被写体ブレが起きやすい動物や、手ブレにリスクが高い望遠レンズを使用した撮影でも、意図しないブレを起こすことなく写真を撮ることができます。

ただし手ブレと被写体ブレでは、ブレが起きないシャッター速度に違いがあるので、手ブレを防ぐときには使用しているレンズに対して「1/焦点距離秒」以上になるように設定をし、被写体ブレを防ぐときには、1/500秒以上の速さで撮れるようにするといいでしょう。

シャッター速度を遅くして撮る写真

シャッター速度を遅くすることで、暗い夜景を明るく写真に写したり、意図的にブレを作って雲の動きを写真に撮ることができます。

この他にも、とても暗くて通常では撮影が不可能な星空や、滝や渓流の水流を線のように撮ることも、シャッター速度を遅くすることで可能になります。

シャッター速度を遅くするときは手ブレに注意

意図的に被写体ブレを起こす場合も含み、シャッター速度を遅くして撮影する場合には、カメラ事態が動く手ブレに注意をしましょう。

広角レンズを使用して、1秒前後のシャッター速度であれば、レンズの手ブレ補正機能でも手ブレを抑えることができますが、できる限り三脚などにカメラを固定して撮影するのがオススメです。

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ここまでのおさらい

ここまで学習したことをおさらいしましょう。それぞれの問題をクリックすると答え合わせができます。

Q1. 動物を撮るときはシャッター速度をどうする?
シャッター速度を速くする

シャッター速度を速くすることで、動物や乗り物などの動く被写体を被写体ブレすることなく撮ることができます。

また望遠レンズを使用する場合にも、シャッター速度を速くすることで手ブレを防ぐことが可能です。

Q2. 夜景を撮るときはシャッター速度をどうする?
シャッター速度を遅くする

シャッター速度を遅くすることで、暗い夜景や星空でも写真に撮ることができます。

またシャッター速度を遅くすることで、意図的に被写体ブレを起こして滝や渓流、雲の動きを幻想的に撮ることも可能になります。

まとめ

シャッター速度と各種の関係一覧

初心者がまずは覚えるべき、カメラ用語のシャッター速度について、わかりやすく解説をしました。

シャッター速度の変化が与える影響は「写真のブレの有無」「写真の明るさ」「シャッター速度」の2つですが、初心者の方は「写真のブレの有無」を意識してブレのない写真や、意図的に作ったブレのある印象的な写真を撮ることができるようになりますよ。

特に「写真のブレの有無」に関しては、写真撮影後のレタッチでも修正することができないので、撮影中にシャッター速度を上手に設定して、写真のブレの有無をコントロールしましょう。

シャッター速度が与える影響
  速いシャッター速度 遅いシャッター速度
写真の明るさ 暗くなる 明るくなる
ブレ ブレにくい ブレやすい
相性が良い撮影シーン 動く被写体、望遠レンズを使用など 夜景、星空、長時間露光など
設定するシャッター速度の目安 1/250 ~ 1/2000秒 30″ ~ 1/5秒

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