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冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!

Tomo
風景写真家
カナダで山に登りながら数々の風景写真を撮影し着た経験を活かして、風景写真を綺麗に撮るためのテクニックなどを発信しています。

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デジタル一眼カメラでの花の撮り方!今すぐ実践できる方法をご紹介

花の基本的な撮り方 サムネイル

※本ページはプロモーションが含まれています

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。

春になると、色とりどりの綺麗な景色を見せてくれる花ですが、意外とデジタル一眼カメラで綺麗に撮れなくて悩んでいませんか?

なかなか理想の写真が撮れない…

いつも暗くて硬い印象の写真になるのはなんで?

どうやったら綺麗なボケのある花の写真が撮れるの?

残念な花の写真

順光で撮影した残念な花の写真

色は綺麗なのに、なぜかおしゃれさにかける花の写真。

花を撮影すると、このような写真になってしまう人は、この記事を参考にすることで、色鮮やかな花を、おしゃれに写真に撮ることできるようになりますよ。

この記事の内容
  • 花を撮るのにオススメのカメラ・レンズ
  • 花を撮る時の注意点
  • 基本的な花の撮り方
  • 花を美しく撮るための応用テクニック

この記事では、花の撮影における基本的な撮り方から、おしゃれな花の写真を撮るための応用テクニックまで、実際に撮影した写真を使ってわかりやすく解説しています。

花を美しく撮影するためのヒントを掴んで、素敵な花の写真をたくさん撮りましょう。

目次

デジタル一眼カメラで花を撮る前に知っておくべきこと

  • 花を撮影するのにオススメのカメラ・レンズ
  • 花を撮影するために適した条件
  • 花を撮影するときのカメラの設定

デジタル一眼カメラを使って、花を綺麗・おしゃれに撮るために、まずは撮影前のカメラやレンズ選び、撮影に適した条件、カメラの基本的な設定を把握しておきましょう。

事前に花を撮影するための準備をしておくことで、撮影現場でもスムーズに花の写真を綺麗、おしゃれに撮ることができますよ。

花を撮影するのにオススメのカメラ・レンズ

花を撮るのにオススメのカメラ・レンズ
  • カメラ ⇨ バリアングル式またはチルト式の液晶モニター付
  • レンズ ⇨ 望遠ズームレンズ

花の写真を撮るときは、バリアングル式かチルト式で、液晶モニターの角度を変更できるカメラと、望遠ズームレンズの組み合わせがオススメです。

ちなみにバリアングル式かチルト式の液晶モニターは、初心者向けのエントリーモデルのカメラで標準の装備となっていて、望遠ズームレンズもカメラとセットになっているキットレンズで問題ありません。

もっと高画素数のカメラとか単焦点レンズとかは必要ないんですか?

あるに越したことはないですが、初心者向けのカメラとレンズでも十分に綺麗に撮ることができます。

重要なポイントは撮影するポジションやアングルと背景ボケ

花を綺麗、おしゃれに撮るためには、写真を撮るときにカメラを構える高さやアングルと、背景を綺麗にボカすことが重要です。

バリアングル式やチルト式の液晶モニター搭載のカメラがあれば、カメラを低く構えたりしながら撮影が可能で、望遠ズームレンズがあれば簡単に背景をボカして撮ることができるのです。

花を撮影するために適した条件

花を撮るのに適した条件
  • 撮影に適した条件
    • 晴れの日 ⇨ 逆光または半逆光がオススメ
    • 曇りの日 ⇨ 太陽の向きに関係なく撮影可能
  • 撮影に適さない条件
    • 風が強い日
    • 雨の日

花の撮影には、晴れた日の逆光か半逆光、または曇りの日で、どちらも比較的風が弱い穏やかな日が適しています。

逆に風が良い日には、花が揺れて上手くピントが合わなかったり、雨の日にはカメラやレンズの防水対策が必要になるので、こういった条件で撮影をするのは、花の撮影に慣れてからが良いでしょう。

太陽の向きや光の種類で花の写真の印象は変わる

太陽の向きと光の種類での花の写真の印象の違い

曇りの日の柔らかい光を使ったり、晴れの日に逆光または半逆光を利用して撮影をすると、陰影が弱くなるので、柔らかな印象で花を撮ることが可能になります。

逆に晴れの日でも、順光やサイド光を使って撮影をすると、花の色を濃く写すことはできますが、陰影が濃くなってしまい、硬い印象の写真に仕上がりやすいので注意をしましょう。

花を撮影するときのカメラの設定

撮影モード絞り優先モード
[使える人はマニュアルモード]
ホワイトバランス太陽光 or オート
絞り
[F値]
F4〜6.3
シャッター速度1/400より速く
ISO感度最大ISO1600まで
ピクチャースタイルポートレート
[使える人はカスタム]
焦点距離
[35mm換算]
150mm以上
※絞り優先モードはシャッター速度を自分で変えられないので、1/400より速くなるようにISO感度を調整してください

花を撮るときには、これらの設定を基準にして撮影をすることで、背景が綺麗にボケた柔らかい印象ので、花の写真を撮ることができます。

設定の中でも、「絞り」「ピクチャースタイル」「焦点距離」の3つは、特に重要な要素なので、撮影するときには設定を間違えないようにしましょう。

絞りはレンズで使える1番小さいF値がオススメ

絞りでの背景のボケ感の違い

絞りは、花の写真を撮るときに背景をボカすための要素の1つで、カメラの設定で「F〇〇」と表示されている部分の、数値が小さくなるほど背景がボケやすくなります。

まずは設定できる1番小さい数値で撮影をして、花にピントを合わせたい範囲に応じて、調整をすると良いでしょう。

ピクチャースタイルのオススメのカスタム設定

シャープネス [強さ]5
シャープネス [細かさ]5
シャープネス [しきい値]3
コントラスト−2
色の濃さ+2
色あい±0

ピクチャースタイルでは、ポートレートに設定するか、上の表を参考にしてカスタム設定で、コントラストをマイナスに設定することで、柔らかな印象で花を撮ることが可能になります。

ただしコントラストをマイナスに設定すると、色が薄くなってしまうので、その分色の濃さをプラスに調整してバランスを取ってあげましょう。

ピクチャースタイルはCanonでの名称

カメラ内での簡易的なレタッチ(編集)機能を、Canonのデジタルカメラでは「ピクチャースタイル」と呼んでいますが、カメラメーカー毎でその名称は異なります。

各メーカーで呼び方は変わりますが、機能しとて出来ることは基本的にどのメーカーでも同じなので、お手持ちのカメラで設定をしてみましょう。

各メーカーでの名称

焦点距離は35mm換算で150mm以上がオススメ

フルサイズカメラ150mm以上
APS-Cサイズカメラ100mm以上
マイクロフォーサーズ75mm以上

レンズの焦点距離は、絞りと同じで背景をボカすための要素の1つで、焦点距離の数値が大きいほど背景はボケやすくなります。

ちなみにこの焦点距離は、レンズに表記されている数値通りに使えるカメラと、「35mm換算」という計算をしてそれぞれのカメラで使用できる実際の数値に変換する必要があるカメラがあります。

カメラのセンサーサイズがAPS-Cサイズと、マイクロフォーサーズの場合は、「35mm換算」の対象になるので、上の表を参考にして使用するレンズの焦点距離を調整しましょう。

自分のカメラのセンサーサイズがわからない方はこちらをチェック
フルサイズEOS R6、EOS R6 MarkⅡ、
EOS R、EOS R8、
EOS 5D Mark Ⅳ、EOS 6D Mark Ⅱなど
APS-CEOS R7、EOS R10、
EOS 90D、EOS R50、
EOS Kiss M2、EOS Kiss X10iなど
マイクロフォーサーズなし

花の基本的な撮り方

  1. 逆光または半逆光で撮れる場所を探す [曇りの日は関係なし]
  2. 背景をボカして構図を調整
  3. 露出補正で明るさを調整

花の写真を撮るときには、上の3つのステップで撮影をすると、綺麗、おしゃれに撮ることができるようになります。

まずは近場にある花壇などでも良いので、この方法で撮影を試してみましょう。

実際に街中の花壇で実践しました

使用したレンズもカメラとセットになっていた、エントリーモデル用の望遠ズームレンズを使用しています。

実際に撮れる花の写真

逆光または半逆光で撮れる場所を探す [曇りの日は関係なし]

太陽の向きと光の種類での花の写真の印象の違い

まずは花を柔らかい印象で撮るために、撮影したい花を逆光か半逆光で撮影できる場所を探しましょう。

撮影に使用するレンズは望遠ズームレンズになるので、撮影する花や花壇などからは、多少離れた場所でも大丈夫です。

順光かサイド光しか選べない時は空を入れて撮影がオススメ

撮影をしたい花や花壇、花畑が、順光やサイド光でしか撮影できない場合には、望遠ズームレンズ以外のレンズでも良いので、花と一緒に空を入れて撮影をすると良いでしょう。

逆光や半逆光と比べて、順光やサイド光を使うと、空の青さを綺麗に写真に撮れるので、花の色と良いコントラストになったり、調和の取れた写真に仕上がります。

サイド光ではPLフィルターを使うともっと綺麗な青空に

順光や逆光のときにはPLフィルターは使わないんですか?

順光や逆光ではPLフィルターの効果がないので使いません。

背景をボカして構図を調整

背景ボケと構図の調整の良い例
F6.3 | シンプルな背景
  • 絞りを1番小さいF値に設定
  • 焦点距離150mm以上で撮影
  • なるべくシンプルな背景を選ぶ

花を撮影する際には、なるべく背景をボカして、シンプルは背景を選ぶことで、花を際立たせることで、柔らかい印象の写真に撮ることができます。

ちなみに焦点距離は、数値が大きいほど背景をボカすことと、シンプルな背景を選ぶのが簡単なので、お使いのレンズで最大の焦点距離から撮影を初めて、構図のバランス調整に応じて焦点距離も調整すると良いでしょう。

たくさんの花をまとめて撮りたい場合は絞りの数値を大きく設定

チューリップ畑を圧縮効果で撮影した写真
絞りF14で撮影

特定の数本の花を撮影するのではなく、花畑などで、たくさんの花をまとめて撮りたい場合には、絞りの数値を大きく設定してなるべく多くの花にピントが合うようにしましょう。

構図としては花だけが写るように撮ったり、なるべくシンプルな青空などが入るように構図を整えてあげると良いでしょう。

望遠レンズの圧縮効果で花の密集感を強調できる

露出補正で明るさを調整

露出調整前の暗い状態

花の写真を撮るときには、基本的にカメラが少し暗めに露出を決定するので、ちょうど良い明るさになるように、露出補正をプラスに調整して、理想とする明るさで撮れるようにしましょう。

ちなみにこの露出補正は「絞り優先」「シャッター優先」「プログラムオート」の3つの撮影モードで使用可能なので、マニュアルモードで撮影している方は、絞り・シャッター速度・ISO感度の3つを使って自分で写真の明るさを決めましょう。

望遠レンズ以外でも花を撮りたい方はこちらもチェック

花を美しく撮影するための応用テクニック

花の基本的な撮り方に慣れてきたら、さらに美しく花を撮るための応用テクニックも試してみましょう。

すでに使用している望遠ズームレンズを使って、試すことが可能な応用テクニックと、新たにレンズを購入する必要がある応用テクニックがあるので、撮りたい写真や予算に応じて試してみてください。

一輪の花は背景を選んで撮影

一輪の花を撮るときの背景は、花との色の関係が近似色になる背景か、補色の関係になる背景を選ぶと良いでしょう。

花の色と似ている近似色を背景に選ぶと、全体的に統一感がでて調和の取れた印象になり、逆に花の色とは対照的な補色を背景に選ぶと、コントラストが生まれてメリハリのある印象に仕上がります。

前ボケを使って花をおしゃれに撮影

前ボケを使った花の写真

前ボケを使って花を撮影すると、背景ボケと前ボケに花が挟まれるので、写真に立体感が生まれて、よりおしゃれに花を撮ることが可能になります。

花壇や花畑などで複数の花がある場所では、主題となる花の手前に、他の花が来るように撮影場所を選びながら撮影をしてみましょう。

ポイント
  • 主題と手前の花の距離が遠い⇨ボケやすい
  • 主題と手前の花の距離が近い⇨ボケにくい

マクロレンズを使って花を撮影

マクロレンズを使って花を撮影すると、花の微細なディテールを捉えることができるので、より美しく迫力のある花の写真を撮ることが可能になります。

マクロレンズは近距離で花を撮影することができて、さらには花を大きく写真に撮ることができるので、花の微細なディテールや質感を鮮明に捉えることができるのです。

写真に写る大きさ違い

最大撮影倍率の違い

まとめ

  • 花の写真にはバリアングル式かチルト式の液晶モニター付きのカメラがオススメ
  • 花の写真には望遠ズームレンズがあるとシンプルな背景選びと背景をボカしやすい
  • カメラの設定は絞り・ピクチャースタイル・焦点距離の3つが重要
  • 露出補正で暗くなりやすい写真を明るく補正

カメラ初心者の人でも、すでに持っているデジタル一眼カメラとレンズを使って、綺麗な花の写真を撮ることが可能です。

絞り・ピクチャースタイル・焦点距離の3つの設定に注意をしながら、まずは近所の花壇などでこの記事の撮影方法を試してみると良いでしょう。

Q&Aよくある質問

花の撮影でピントが合いにくい場合、どのように対処すれば良いですか?

AF方式を「1点AF」か「スポット1点AF」に設定して、撮影したい花にフォーカスポイントを合わせて撮影しましょう。

それでもピントが合わない場合には、他に原因があるかもしれないので、下記のリンクを参考にしてみて下さい。

望遠レンズやマクロレンズ以外でも花を綺麗に撮れますか?

撮れます。

広角レンズを使う場合には、花よりも低い位置から見上げるように撮影するなど、それぞれのレンズでの撮影方法がるので、詳しくは下記のリンクを参考にしてみて下さい。

花の基本的な撮り方 サムネイル

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