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冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!

Tomo
風景写真家
カナダで山に登りながら数々の風景写真を撮影し着た経験を活かして、風景写真を綺麗に撮るためのテクニックなどを発信しています。

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日常の景色も印象的に!波の動きの綺麗な撮り方

波模様の撮り方 サムネイル

※本ページはプロモーションが含まれています

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。

海辺やビーチなどに行くと、打ち寄せる波が毎回違う模様を見せてくれてとても綺麗で、みなさんもデジタル一眼カメラで写真に撮りたいと思うことがあるのではないでしょうか?

波を主題にした写真のを撮りたいけど写真がブレる…
どうやったら綺麗な波の模様を撮ることができるの?
波を綺麗に撮るため必要な機材は?

綺麗な模様を見せてくれる海辺やビーチの波ですが、実際に写真に撮るとなかなか思い描いている通りに撮影することが難しいものです。

打ち寄せる波の写真

打ち寄せる波の作例写真

上の写真は近所の海辺で打ち寄せる波を主題に撮影したもので、撮影に必要な機材と構図作りのポイントを抑えることで、ちょっとした景色でも印象的な写真に撮ることが可能になります。

この記事の内容
  • 波の動きを撮るための機材
  • 波の動きを撮るための設定
  • 撮る時の構図などのポイント

これまでどうやって波を撮れば良いかわからなかった人や、海での撮影のアイディアに困っていた方は、この記事を参考にして身近な海辺やビーチでも印象的な写真を撮れるようになっていきましょう。

また身近な景色で波の撮り方を練習しておくことで、今後有名な撮影スポットに出掛ける時にも、スムーズに印象的な写真を撮ることができるようになるでしょう。

目次

波の動きを撮るのに必要な機材

これらの機材を用意しておくと、毎回違う模様を形作る波の動きを逃すことなく写真に撮ることが可能になります。

さらに「NDフィルター」「三脚」「レリーズ」は、海辺やビーチ以外での風景写真の撮影にも活用することができるので、まだ持っていないという人はこの機会に購入を検討してみるとようでしょう。

広角レンズ

波の動きを写真に撮る際には、広範囲を撮ることが可能な広角レンズを使用することで、波の模様全体を写真に撮ることが可能になります。

また海から撮影者に向かって打ち寄せてくる波を、広角レンズで撮影することで奥行き感も生まれるので、よりダイナミックな写真になるのです。

焦点距離別の比較

上の2枚は「焦点距離15mm」で撮影したもと、その写真を「焦点距離50mm相当」になるようにトリミングしたものの比較になります。

この2枚を見比べると分かるように、焦点距離が短い広角レンズを使用する方が写真に撮ることができる波の範囲が広く、また遠景まで構図に入れられることで奥行き感が生まれているのが分かります。

焦点距離とレンズの種類
  • 広角レンズ → 焦点距離35mm以下
  • 標準レンズ → 焦点距離35〜70mm
  • 望遠レンズ → 焦点距離70mm以上

NDフィルター

波の動きを写真に撮る際には、シャッター速度を1秒前後にすると綺麗な波模様が撮影できるので、NDフィルターがあると明るい日中の撮影でもシャッター速度を1秒前後に設定することが可能になります。

ただし明るい日中での撮影に限るので、朝焼けや夕焼けが見れる薄暗い時間帯ではNDフィルターがなくてもシャッター速度を1秒前後に設定しての撮影ができます。

作例で使用した写真は夕焼けが見れる時間帯に撮影したので、NDフィルターは使用していません。
ポイント
  • 日中も撮影したい人 → NDフィルターが必要
  • 朝夕にだけ撮影したい人 → NDフィルターが不要

オススメのNDフィルター

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三脚

波の動きを写真に撮る際には、シャッター速度を1秒前後にするスローシャッターがオススメなので、カメラを固定して手ブレを抑えることができる三脚があると便利です。

高性能な手ブレ補正機能を備えているカメラとレンズの組み合わせであれば、手持ちでもなんとか撮影をすることは可能ですが、三脚を使用する方が構図の微調整もおこないやすいです。

波は毎回違う模様を作るので、三脚があると同じ構図で何枚も写真を撮ることができるので、印象的な波模様を撮れる確率も上がります。

レリーズ

波の動きは常に変化をしているので、レリーズがあるとシャッターチャンスを逃すことなく写真を撮り続けることが可能になります。

また三脚にカメラを固定していても、シャッターボタンを押す時の振動で手ブレが発生することもあるので、レリーズがあると手ブレのリスクも抑えて撮影することができます。

レリーズがあると常にファインダーを除いている必要がないので、撮影にも集中することが可能です。
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波の動きを撮るための設定

  • 撮影モード → シャッター優先
  • シャッター速度 → 1秒前後
  • 絞り → F8〜16
  • ISO感度 → ISO100〜800
  • 手ブレ補正 → オフに設定

撮影モードは波の動きを撮るのに最も重要なシャッター速度が固定できるように、シャッター優先を選ぶと良いでしょう。(撮影に慣れている人はマニュアルでも可)

シャッター速度を1秒前後に設定したら、ISO感度をISO100〜800の間で変化させながら、絞りが景色全体にピントが合うF8-16になるように調整をしていきましょう。

ポイント

シャッター優先では、シャッター速度かISO感度を調整すると、それに合わせて絞りが自動的に調整されます。

手ブレ補正をオフにしないと写真がブレる

手持ち撮影ではとても重宝する手ブレ補正機能は、三脚にカメラを固定しての撮影では、誤作動によって逆に写真がブレてしまう原因になります。

このため波の動きを撮る時に限らず、三脚を使用しての撮影の際には必ず手ぶれ補正機能をオフに設定するようにしましょう。

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撮影時の構図などのポイント

私が住んでいるバンクーバー近郊には絶景と呼べるような岩礁地帯がないのですが、それでも上記の3つのポイントを意識することで、何気ない海辺の景色でも印象的な写真に撮ることは可能になります。

波の上で撮影

波の動きを撮影する際には、波打ち際を遠くから撮るよりも波打ち際の真上あたりから撮影をすると、波が迫ってくるような臨場感のある写真に撮ることが可能です。

上の2枚の比較のように、少しの違いでも波打ち際の臨場感に違いが出るので、足元が濡れるのを恐れずに波の上で撮影をしていきましょう。

レンズは水に濡れないように注意

波の上で撮影をするということは、それだけ打ち付ける波飛沫がレンズに付着するリスクが高くなります。

防塵・防滴のレンズであっても塩水に長時間さらされることはよくないので、なるべく濡れないように注意しながら、必要に応じてタオルなどで拭き取りながら撮影をしましょう。

前景に岩や流木を配置

波の動きを写真に撮る時には、前景として特徴的な形の岩または流木、貝殻などを置くと、構図に奥行き感が生まれるので印象的な写真になりやすいです。

また前景として岩や流木などがあることで、波の動きが不規則に変化するので綺麗な波の模様を撮ることができます。

岩が多い場所ほど波模様が綺麗

岩が多い場所で波模様を撮影した写真

上の写真のように、前景となる岩が多い場所ではたくさんの細かな波模様が生まれるので、大きな岩や流木を前景にするよりも綺麗な波模様を撮ることが可能になります。

大きな岩でも複雑な形をしていると、波模様も複雑になりやすいです。

引き波を撮影

波の動きは打ち寄せる時よりも引き波の時のほうが綺麗に撮れることが多いです。

これは波が引いていく時の泡が綺麗な細い線(絹)ように写真に写るからなのですが、波の大きさによって撮れる波の形は毎回違うので、何パターンか撮影してあとから厳選するのが良いでしょう。

波が打ち寄せるときには泡がまとまっていてただ真っ白になってしまうことが多いので、まずは引き波から撮影にチャレンジしてみましょう。

引き波の方が絹のような綺麗な波の動きを撮りやすい

波の動きを撮る時の注意点

波の動きを撮るためには、足場の悪い岩場や波打ち際から波の上にまでいく必要があります。

撮影中に足を滑らせて転ばないように気を付けるのはもちろんですが、三脚の使用も必ず三脚自体の水平を取って転倒の心配がないように気をつけましょう。

三脚と一緒にカメラが転倒すると、最悪の場合デジタル一眼カメラが水没して壊れてしまう可能性があります。

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まとめ

  • 広角レンズを使うとダイナミックに撮れる
  • スローシャッターで撮ると幻想的に
  • 前景を意識すると綺麗な波模様が撮れる

身近な海辺やビーチでも、「広角レンズ」「スローシャッター」「撮影の位置」を意識するだけで、波模様を印象的な写真に撮ることが可能になります。

人間の目では決して見ることができない、印象的で綺麗な波の滑らかな動きをぜひ写真に撮ってみてください。

波模様の撮り方 サムネイル

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