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冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!

Tomo
風景写真家
カナダで山に登りながら数々の風景写真を撮影し着た経験を活かして、風景写真を綺麗に撮るためのテクニックなどを発信しています。

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写真をより綺麗に!ピクチャースタイルを設定して自分好みの写真を撮ろう

ピクチャースタイルの設定 サムネイル

※本ページはプロモーションが含まれています

こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。

デジタル一眼カメラで撮影をしていても、思い通りの色味や色の濃さ・雰囲気にならないことがありませんか?

そんな時はカメラ内で簡易的に写真に編集を適用できる「ピクチャースタイル」を正しく設定して、自分好みの写真を撮っていきましょう。

ピクチャースタイルって何?
ピクチャースタイルでどんな編集が可能なの?

まだデジタル一眼カメラで撮影を始めたばかりでパソコンでの編集・レタッチができない方や、カメラで撮ってそのままの状態「jepg撮って出し」に拘っている方はぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

この記事の内容
  • ピクチャースタイルとは
  • ピクチャースタイルの種類と特徴
  • シーン別オススメのピクチャースタイル

これまで露出や絞り、シャッター速度を調整しても思い通りの写真に仕上がらなかったという方は、ピクチャースタイルを適切に設定することで思い通りの写真を撮ることが可能になります。

目次

ピクチャースタイルとは

ピクチャースタイルはCanonのデジタル一眼カメラに内蔵されている、レタッチ情報をプリセットとして撮影した写真に反映することができる機能です。

ピクチャースタイル

EOS 5Dに初めて搭載されたEOSのピクチャースタイルは、それまでのカラーマトリックスと現像パラメーターが前身ですが、カメラの進化とともに大きな進化を遂げました。

プリセットされたピクチャースタイルとカスタム機能でさまざまな表現を可能にしました。

また、プリセットで用意されたピクチャースタイルスタイルは、「詳細設定」でさらに細かく調整することができます。好みや撮影シチュエーションに合わせた調整が行え、撮影者が表現したい色をカメラに反映していくことができます。

引用:Canon

ピクチャースタイル機能は、通常パソコンやスマホに画像を移動してからおこなう編集・レタッチを、簡易的にカメラ内でおこなってくれます。

カメラの撮って出しでも素敵な写真が撮れるのはこの機能のおかげでもあり、各メーカー特有の色味ももの機能に左右されます。

ピクチャースタイルはCanonでの名称

カメラ内での簡易的なレタッチ(編集)機能を、Canonのデジタルカメラでは「ピクチャースタイル」と呼んでいますが、カメラメーカー毎でその名称は異なります。

各メーカーでの名称

各メーカーで呼び方は変わりますが、機能しとて出来ることは基本的にどのメーカーでも同じです。

この記事では、私が愛用しているCanonのピクチャースタイルを例に取って説明を進めていきます。

反映されるのはjpegのみ

ピクチャースタイルは記録画質をjpegで保存した画像にのみ適用されて、Raw形式で記録したデータには反映されません。

これはピクチャースタイルが簡易的なレタッチ・編集機能であることが理由で、内容を反映させるためにはカメラ内で現像(Raw→jpegに変換)が必要になるからです。

毎回Raw形式で記録してLightroomなどのレタッチソフトで現像をおこなっている方は、編集画面にこのピクチャースタイルが反映されないので注意しましょう。

ポイント
  • jpegで保存 → ピクチャースタイルが適用される
  • Rawで保存 → ピクチャースタイルが適用されない

ピクチャースタイルの種類と特徴

Canonのカメラには、プリセットとして6~8種類のピクチャースタイルが設定されています。

カメラの機種によっては設定されていないピクチャースタイルもあるので、お手持ちのカメラのピクチャースタイル設定を見ながら確認して下さい。

ちなみにピクチャースタイルは、上記のプリセットを基準にして各項目を自分自身で設定する「ユーザー設定」を登録することも可能なのです。

ピクチャースタイルを使いこなしていきたいという方は、ぜひユーザー設定の登録にもチャレンジしてみて下さい。

シーン別オススメのピクチャースタイル

ピクチャースタイルの種類と特徴でも少し触れていますが、撮影シーン別のオススメピクチャースタイルを初期設定のスタンダードとの比較写真と共にご紹介しています。

今回はCanonのどの機種でも設定可能なピクチャースタイル、6種類の中から厳選してあります。

スタンダード

ほとんどの機種で初期設定になっているピクチャースタイル。

Canonの基準となる色が出るように設定されていて、一般的な被写体に対して自然な色の鮮やかさとコントラストに設定されています。

また適度なシャープネスがあるので、そのまま写真プリントしても綺麗に仕上げるとこができるのも特徴的です。

街角スナップやスポーツの撮影にオススメ

ポートレート

人物をメインとするポートレート撮影に最適な設定がされたピクチャースタイル。

太陽光や室内灯だけに限らず、日中や日没などさまざまな光のコンディション下でも人物の肌の色合いを赤色よりに、明るく撮影できるように設定がされています。

人物や花をふんわりとした印象で撮影するのにオススメ

風景

風景写真でよく撮る空の青さと木々の緑を、見た目よりも鮮やかに表現するように設定されたピクチャースタイル。

一般的に広角レンズで広範囲を撮影することの多い風景写真でも、山や木々の全体にディテールをしっかりと出しながら、空と山や木々の色を鮮やかに出せるように設定されています。

天気の良い日に自然風景を撮るのにオススメ
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ニュートラル

明暗差の大きいシーン・環境でも、全体的に明るさのバランスを取って色彩を残せるように設定されたピクチャースタイル。

通常白とびや黒つぶれの起きやすい明暗差の大きな場所や被写体の撮影でも、全体のコントラストと彩度を抑えることで明暗差を抑えるように設定がされています。

撮影した画像のコントラストと彩度が低めに設定されているので、jpegデータでありながらもrawデータに近い詳細な編集・レタッチが可能となっています。

逆光や室内窓際など明暗差の大きい環境での撮影にオススメ

忠実設定

被写体の見た目通りの色を忠実に再現できるように設定されたピクチャースタイル。

日中の太陽光または光源の色が太陽光に違い光源下で撮影した時に、被写体の持つ色そのものを忠実に再現できるように設定されています。

肉眼で見た色に近い仕上がりのなるので、鮮やかな色は鮮やかに、地味だったり薄い色はそのまま地味だったり薄い色として表現するのが特徴です。

商品撮影などで忠実な色表現をするのにオススメ

モノクロ

写真の陰影で表現をおこなうモノクロで、撮影ができるように設定されたピクチャースタイル。

他のピクチャースタイルとは異なり、画像内の色を無くして光の陰影のみで写真を表現することが可能になります。

ピクチャースタイル設定ではフィルター効果と色調の組み合わせで、単純な白黒だけでなくセピア調や青みのあるセレン調などさまざまなモノクロ表現も可能です。

 パターン構図や明暗差が大きいシーンにオススメ
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オート

撮影シーンに合わせてカメラが自動的にピクチャースタイルを設定してくるピクチャースタイル。

色が鮮やかでコントラストのある風景写真や、朝焼け・夕焼けなどマジックアワーでの撮影で、それぞれの色を鮮やかに表現できるように設定してくれます。

風景や夕景でピクチャースタイルの設定に迷う場合にオススメ

ディテール重視

被写体の細かい輪郭を表現できるように設定されたピクチャースタイル。

物撮りや夜景撮影で被写体や建物の細かな輪郭を表現することはもちろん、動物の毛並みなどをシャープに捉えるように設定されています。

夜景や野生動物をシャープに撮影するのにオススメ

シーン別オススメのピクチャースタイル

ピクチャースタイルの種類と特徴でも少し触れていますが、撮影シーン別のオススメピクチャースタイルを初期設定のスタンダードとの比較写真と共にご紹介しています。

今回はCanonのどの機種でも設定可能なピクチャースタイル、6種類の中から厳選してあります。

大自然のパノラマ → 風景

大自然のパノラマにはピクチャースタイルの風景がオススメです。

全体的に青みのある色を濃くシャープに撮影することが可能なので、緑豊かな山や高原と青く澄んだ空を色鮮やかに仕上げることが可能です。

ピクチャースタイルの比較
タブの切り替えで比較可能

ピクチャースタイル風景
風景

ピクチャースタイルを風景にすることで、青空や湖の青色や森林の緑色がより綺麗に再現されているのがわかります。

特に全体的に明暗差が抑えられている順光やサイド光での撮影で効果を発揮するので、その時の状況に応じてピクチャースタイル風景を活用していきましょう。

花のクローズアップ → ポートレート

花のクローズアップ撮影にはピクチャースタイルのポートレートがオススメです。

1つの花をクローズアップで撮影する際には、ピクチャースタイルをポートレートに設定することで全体的にふんわりとした表現で写真を撮影することが可能になります。

ピクチャースタイルの比較
タブの切り替えで比較可能

ピクチャースタイルポートレート
ポートレート

ピクチャースタイルがポートレートの方が、桜のピンク色を綺麗に表現しながら全体的に明るく柔らかな印象に仕上がっているのがわかります。

特に日陰や曇りの日で柔らかい光が全体に満遍なく回っている環境での撮影では、大きな相乗効果が見込めます。

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朝焼け・夕焼け → 風景

朝焼け・夕焼けの撮影にはピクチャースタイルの風景がオススメです。

色鮮やかなオレンジ色や赤色に染まる朝焼けや夕焼け空は、ピクチャースタイルを風景にすることで目で見ているのと同じ色鮮やかに仕上げることが可能です。

ピクチャースタイルの比較
タブの切り替えで比較可能

ピクチャースタイル風景
風景

ピクチャースタイルが風景の方が、朝焼けのオレンジ色がしっかりと濃く表現されているのがわかります。

上の比較写真のように暗め(ローキー)で撮影する場合はもちろんですが、明るめ(ハイキー)で地面の景色も写す場合にもピクチャースタイルの風景が活用できます。

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夜景 → 風景

夜景の撮影にはピクチャースタイルの風景がオススメです。

夜景撮影では建物の輪郭をシャープに表現するためにも、コントラストが強めに設定されているピクチャースタイルの風景を使用すると、全体的にシャープ感のある仕上がりになります。

ピクチャースタイルの比較
タブの切り替えで比較可能

ピクチャースタイル風景
風景

ピクチャースタイル風景の方が、色は鮮やかで全体的にコントラストが強いシャープ感のある表現になっているがわかります。

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設定に迷ったら風景に設定

今回した4つの撮影シーンの内3つのシーンでピクチャースタイルの風景をオススメしました。

ほとんどの場合はピクチャースタイルを風景に設定することで、より綺麗な写真に仕上げることが可能になります。

とりあえずピクチャースタイルを設定しておきたい、とにかく色鮮やかに写真を撮りたいという方は、ピクチャースタイルを風景に設定するのが良いでしょう。

まとめ

ピクチャースタイルを初期設定のままにしておくのではなく、撮影するシーンに合わせて最適なピクチャースタイルを設定しながら、満足のいく素敵な写真を撮れるようになっていきましょう。

またピクチャースタイルは各項目を自分自身でカスタムすることも可能なので、ピクチャースタイルを使った写真の仕上がりにこだわりたい方は、ぜひ下記の記事を参考にしてみて下さい。

次の記事 → 『レタッチ(編集)要らず!?ピクチャースタイルを使いこなしてワンランク上の写真を撮ろう!!

ピクチャースタイルの設定 サムネイル

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