冬にしか撮れない、雪景色のカメラでの綺麗な撮り方を学びましょう!
登山にオススメのミニ三脚 Leofoto MT-03 + LH-25
こんにちは、カナダ在住の風景写真家Tomo(@Tomo|カナダの風景写真)です。
私は普段から山に登って山岳写真や風景写真を撮影してるのですが、毎回荷物の重量に悩まされたいました。
私と同じように山登りをしながら撮影をしている方の中には、こんなジレンマに悩まされている人は少なくないかと思います。
そんな山登りの時にも軽量で持ち歩きやすく、フルサイズのデジタル一眼カメラもしっかりと固定してくれるミニ三脚を購入して愛用しているので、この記事でご紹介していきたいと思います。
この記事で紹介するミニ三脚
私は山登りやバックカントリーキャンプの際にこのミニ三脚を持ち歩いていて、日中の風景写真はもちろんNDフィルターを使った長時間露光の撮影や夜間の星景写真の撮影も楽しんでいます。
使用感や実際に撮影した写真などを使って紹介するので、ぜひ購入の参考にしてみて下さい。
- フルサイズ機にも使用可能な対荷重5kg
- 安定感抜群でフルサイズ機でも長時間露光が可能
- MT-03 + LH-25を使うときの注意点
Leofoto MT-03 + LH-25が登山にオススメの理由
私が愛用している「Leofoto MT-03 + LH-25」はミニ三脚でありながらも、通常サイズの三脚と同じくらいの強度と性能があるので、荷物を軽くしたい山登りでの風景写真の撮影にとてもオススメです。
耐荷重5kgでフルサイズ機が搭載可能
Leofotoのミニ三脚MT-03 + LH-25は軽量でコンパクトながらも対荷重が5kgもあるので、フルサイズ機に望遠レンズの組み合わせでもしっかりと安定して固定することが可能です。
ちなみにこのミニ三脚の脚は折り畳み式になっていてもう一段階伸ばす(高くする)と、さらに安定感を生み出すことができます。
長時間露光が可能な安定感
上の参考写真はミニ三脚である「Leofoto MT-03 + LH-25」を使って、シャッター速度30秒の長時間露光の撮影をしました。
大きな岩場の上にミニ三脚を設置しての撮影でしたが、30秒という長時間の露光中にミニ三脚の脚がズレたり、ボール雲台が緩むことなくブレのない写真に仕上がっています。
星景写真も撮れる
長時間露光が可能な「Leofoto MT-03 + LH-25」は、10〜30秒程度のシャッター速度で撮影する星景写真でもブレのない綺麗な写真を撮ることが可能です。
山でのキャンプといえば光害の少ない場所で見る満点の星空なので、このミニ三脚があればそんな星空と風景を写真に撮ることが可能になりますよ。
350g以下の超軽量・コンパクト
Leofotoミニ三脚 MT-03 + LH25は総重量が350g以下と軽量で、さらには収納時のサイズがとてもコンパクトなので、バックパック以外にもアウターのポケットに入れて持つ運ぶことも可能です。
登山中はなるべくバックパックを降ろしたくないので、ミニ三脚をいつでも取り出せる場所にしまって置けるのは、山を登りながら風景を撮っている方にとってかなりの利点と言えます。
デコボコした場所でも水平が取れる
Leofotoミニ三脚 MT-03 + LH25は脚の部分が折り畳み式になっているので、上の参考写真のようなデコボコした場所でも水平を撮ることができるので安定してカメラを設置することが可能です。
街中と違って山の中は平らな場所がほとんどないので、ミニ三脚であっても脚の高さや角度を個別に調整できると、大事なカメラ本体やレンズを転倒させるリスクが減らせます。
MT-03 + LH-25の使用をオススメしないシーン
登山での風景写真や長時間露光撮影でも、ブレのない写真を撮ることができるLeofotoミニ三脚 MT-03 + LH25ですが、ミニ三脚ゆえのデメリットから上記のようなシーンでの使用はオススメしません。
どれも私の経験上からの判断なので、完全に使用ができないというわけではないですが、カメラとレンズの転倒リスクが高いので、上記のシーンで使用する場合には自己責任でお願いします。
縦構図での撮影
ミニ三脚は脚の長さが短いので雲台を直角に傾ける縦構図での撮影では、とても不安定でカメラとレンズの転倒リスクがとても高いです。
うまくバランスを取ることも可能ですが、ちょっとした振動や衝撃で転倒することもあるので、可能な限り縦構図での使用はやめておきましょう。
L型プレートがあれば安全に使用可能
上の参考写真のように「L型プレート」を使用していることで、ミニ三脚であっても雲台と三脚の真上にカメラ本体を設置することができるので、転倒のリスクなく安心して使用することができます。
逆に「L型プレート」を使用していないとなんとかバランスを保っている状態なので、少しカメラに触れただけで転倒してしまいます。
見下ろす構図での撮影
ミニ三脚は高さがないので、山頂から崖下を見下ろすような構図での撮影ができません。
安定した足場を確保すれば高さが足りなくて崖下を構図に入れることができないですし、崖下が見える足場に設置すると最悪の場合カメラごと崖下に落下するリスクがあります。
見下ろす構図には通常の三脚
この記事で紹介しているミニ三脚と同じLeofotoから販売されて、私が普段から見下ろす構図での風景写真や長時間露光撮影をする際に持ち歩いている三脚です。
この三脚である必要はありませんが、通常サイズでもなるべく軽量なカーボン製の三脚を使うと、登山で持ち歩いていても苦になりづらいです。
この三脚で撮影した写真
こちらは山頂から見下ろす構図で撮影した雲海の写真ですが、168cmの私のアゴあたりまで三脚の高さがあるので、十分な高さの位置から見下ろす構図を作ことができています。
Leofoto三脚LS-324Cと雲台LH-40の組み合わせについては、「【Leofoto三脚】LS-324C + LH-40の使用感とレビュー」で解説しているので気になるかはこちらもチェックしてみて下さい。
地面がゆるい場所や雪の上
Leofotoミニ三脚 MT-03 + LH25に限ったことではなく、基本的にミニ三脚は脚が細い造りなのでぬかるんでいる地面や雪の上などでは、脚が沈んでしまうので安定して設置することが難しいです。
どうしてもミニ三脚を使用したい場合には、脚の下に大きめの石や板などを置いて三脚が沈まないよううに工夫をすると良いでしょう。
渓流や滝など濡れた岩の上での撮影
Leofotoミニ三脚 MT-03 + LH25に限ったことではなく、基本的にミニ三脚の脚は設置面積が狭いので濡れていて滑りやすい渓流や滝の岩場での使用には向いていません。
ミニ三脚であればローアングルでダイナミックな構図を作ることができますが、自分自身の脚が滑るような場所では使用を控えた方が良いでしょう。
その他使用上の注意点
フルサイズミラーレス機を載せても安定感を保つことができるLeofotoミニ三脚 MT-03 + LH25、写真のブレや三脚の転倒防止のリスクをなくすために、上記の点に注意して使用すると良いでしょう。
三脚自体の水平をきちんと取る
ミニ三脚に限らず、三脚を使用する時には必ず三脚自体の水平を取るようにしましょう。
三脚自体の水平をしっかり取ることで三脚の重心が安定するので、重いフルサイズ機を載せても三脚が安定して倒れることがありません。
カメラを載せてから雲台でも水平を取ることも可能ですが、三脚自体は重心がズレたままになるので、重いミラーレス機を載せると転倒する可能性があります。
- 三脚の各脚の長さや角度で水平をとる
- 雲台で無理やり水平をとる
脚部は広げて安定感をだす
三脚部であるMT-03は脚部を3段階に開くことが可能なので、安定感がでるように脚部は1段か2段階開いて使用しましょう。
脚部を開かないまま使用すると、たとえ三脚を1番高くした状態でも脚部の開き事態は狭いままので、水平が取れた状態でも振動や衝撃で転倒するリスクが残っています。
カメラの重心のある場所に脚部を配置する
3本ある脚部の内1本は、必ずカメラの重心がある場所に配置して安定感を高めましょう。
使用するレンズのサイズや重さまたは撮影するときのカメラの角度によっては、カメラの重心が三脚の真上からズレます。
重心がある場所に支えとなる三脚の脚部がないと三脚は簡単に転倒してしまうので、重心と脚部の配置は確認しましょう。
まとめ
構図の自由度や構図の微調整に対する操作性、また三脚自体の安定感は通常の三脚に劣りますが、正しい使い方をすればほとんどの撮影シーンで使用が可能なLeofotoのミニ三脚 MT-03 + LH25。
現状ミニ三脚としては、これ以上の性能を持つものはないと言えます。
私のように登山での風景写真の撮影など荷物に制限のある中でも、長時間露光や星景写真の撮影も楽しみたいという方は、ぜひLeofotoのミニ三脚MT-03 + LH25を検討してみてください。
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